「温良恭倹譲」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
温良恭倹譲
【読み方】
おんりょうきょうけんじょう
【意味】
おだやかな気性で素直でうやうやしく慎ましく控えめであること。
なるほどな、これは深いわ。人との付き合いで大切なのは、おおらかさや優しさ、礼儀や度量なんやな。
孔子もそんなことを言ってたんや。つまり、相手を思いやる心や、相手に対する尊重が大事なんや。人間関係を良くするために、この言葉を胸に刻んで生きていこうと思うわ。
【語源・由来】
孔子の弟子である子貢が、孔子が人に接するときの態度を評した言葉。
【出典】
「論語」
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「温良恭倹譲」の解説
カンタン!解説
「温良恭倹譲」っていう言葉は、とっても有名な先生である孔子さんが言ったもので、人がお互いにうまく付き合っていくための大切な考え方を教えてくれているんだよ。
- 「温」は、おだやかで、心の温かいこと。
- 「良」は、心がすなおで、誠実なこと。
- 「恭」は、他の人に対してうやうやしく、敬うこと。
- 「倹」は、無駄を省いてつつましく生きること。
- 「譲」は、人に対してひかえめで、自分の意見を押し付けないこと。
これらの考え方を組み合わせて、みんなと友達になって、仲良くしていくための大切なルールを教えてくれているんだ。
たとえば、友達にやさしくして、正直に話し合い、みんなの意見を大切にすること。そして、自分の物を大切に使い、他人と譲り合うことなどだよ。
この「温良恭倹譲」の考え方を実践すると、クラスメートや家族ともっと楽しく過ごせるようになるんだよ。みんなで一緒にやってみようね!
「温良恭倹譲」の使い方
彼は人と接する時はいつも温良恭倹譲ね。
見習わないといけないね。
健太くんは瞬間湯沸かし器のように、すぐにきれて頭から蒸気をふき出しているもんね。
そうなんだ。まずは怒りをコントロールできるようになりたいよ。
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「温良恭倹譲」の例文
- 成人した皆さんには、常識ある大人として温良恭倹譲の態度を保っていただきたい。
- 彼は知り合いが見ていない所でも、温良恭倹譲の姿勢を崩さない。
- 誰に対しても温良恭倹譲の態度で接する彼は、聖人と言っても過言ではない。
- 温良恭倹譲という孔子のような態度を心がける。
- 常に温良恭倹譲の態度である彼でもイラつくことがあるのだろうか。いやないだろうな。
おだやかで、心の優しい態度、礼儀正しいこと、控えめでつつましいこと、人に譲る度量など、人に対する素晴らしい態度を示している。これは人々が目指すべき振る舞いの理想と言えるね。