「餓鬼の目に水見えず」の意味(語源由来)
【ことわざ】
餓鬼の目に水見えず
【読み方】
がきのめにみずみえず
【意味】
欲するあまり見落としてしまう。また、夢中になり過ぎて肝心なことを見失いがちになるということ。
「餓鬼」は、仏教で餓鬼道に落ち、飢えに苦しむ亡者。
「餓鬼の目に水見えず」ということわざは、非常に望んでいるものが目の前にあるのに、その熱望のあまりそれに気づかない状況を表しているんだ。
ほぉー、それはつまり、あまりにも何かを強く望んでると、実は目の前にあるそのものに気づかへんってことやな。
熱中しすぎて、大事なものを見逃してしまうなんて、ちょっと困るわな。まあ、焦らずにちゃんと周りを見渡すのが大切やねんて。
【語源・由来】
餓鬼がのどの渇きに苦しむあまり近くに水があっても目に入らない意から。
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「餓鬼の目に水見えず」の解説
カンタン!解説
「餓鬼の目に水見えず」ということわざは、とっても欲しくて焦っていると、実はすぐそばにあるものに気づかなくなることを言っているんだよ。
「餓鬼」は、すごくのどが渇いているのに、目の前にある水に気づかないような存在なんだ。このことわざは、そんな餓鬼の姿を思い浮かべて、私たちが欲しいものを探しているとき、焦りすぎると本当に欲しいものが目の前にあっても見逃してしまうことがある、と教えてくれるんだ。
例えば、おもちゃを探している時に、お部屋の中をグチャグチャにして、最後には実は最初に探した場所のすぐそばにあった、なんて経験、あるかな?
「餓鬼の目に水見えず」は、大切なものや欲しいものを探している時に、冷静になってよく周りを見ることの大切さを教えてくれる言葉なんだよ。
「餓鬼の目に水見えず」の使い方
あの子のキーホルダーかわいいな。欲しいな。どうしても欲しい
冷静になって。餓鬼の目に水見えずよ。
冷静になったら視界に入って手に入るの?
そう。だって目の前で配布しているから。
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「餓鬼の目に水見えず」の例文
- どうしてもトイレに行きたい時ほどトイレが見つからないが、餓鬼の目に水見えずで焦って通り過ぎていたりする。
- 餓鬼の目に水見えずというが、常に冷静でいれば見落とすことはない。
- 結婚したいと願うあまり、餓鬼の目に水見えずで身近にいる本当の運命の相手を見落とすことになりかねない。
- 出かけるときになるといつも鍵をなくす。そして焦って探すから餓鬼の目に水見えずとなり余計に焦る。
- 大事なことを見落とすような餓鬼の目に水見えずとならないよう、心落ち着けて日々を過ごす。