【ことわざ】
河童に水練
【読み方】
かっぱにすいれん
【意味】
泳ぎの達者な河童に泳ぎ方を教えるということから、ある分野に精通している人に対してその分野について教えようとする愚かさのたとえ。
【語源・由来】
河童は水中に住んでいて、泳ぎが達者なのに、そんな河童に泳ぎを教えるという事から。
【類義語】
・孔子に学問
・孔子に悟道
・孔子に論語
・極楽の入口で念仏を売る
・猿に木登り
・釈迦に経
・仏の前の経を言う
【英語訳】
The scholar teaches his master.
Don’t teach fishes to swim.
A sow to teach Minerva.
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「河童に水練」の使い方

健太くん、そこで何をしているの?

ああ、この子が駄洒落を使ったなぞなぞにてこずっているから、僕が教えてあげていたんだよ。

健太くん!その子は、幼稚園児にしてIQ120と言われている有名な子よ。そんな賢い子に教えるなんて河童に水練よ。

ええっ。そんなにすごい子だったのか。そうか。頭が良すぎるから、食べられないパンはなに?っていうなぞなぞの答えが分からないのか。
「河童に水練」の例文
- バイオリンのコンサートを開いてるような子に、バイオリンを教えるなんて河童に水練だよ。
- そろばんの五段を所有している彼女に、僕がそろばんを教えるなんて河童に水練ですよ。
- 生まれてからずっと、この町に住んでいる彼女に、道を教えるなんて河童に水練で、逆に近道を教えてもらったほうが良い。
- 社長に経営について語るなんて、河童に水練だし、下手したらくびになりそうで怖くてできないよ。
- 年をとったおじいちゃんだからと見た目で判断して、パソコンの使い方を教えてあげたら、実は、有名な電気会社の社長で河童に水練でしかなく、私が教えられることになった。