「学者の不身持ち」の意味(類義語)
【ことわざ】
学者の不身持ち
【読み方】
がくしゃのふみもち
【意味】
口で立派なことを言うだけで実行が伴わないこと。
「不身持ち」は、品行方正でないこと。
学者は口先で理想を説き、自分の行動は不道徳であることが多いことから。
「学者の不身持ち」ということわざは、学者や専門家が高い理想や素晴らしい理論を語ることがあるけれど、実際の生活ではそれほど整理整頓ができていない、あるいは言動に一貫性がないことを表しているんだよ。
なるほどな。つまり、「ええこと言うてるけど、自分の生活はガタガタやん」ってことか。言うほど簡単にできるもんちゃうやろ、ということを教えてくれてるんやな。
理想と現実は、そうとう違うこともあるから、気をつけないとな。理論ばっかりじゃなくて、自分自身のこともちゃんとせな、言うことにウソがついちゃうで。
【類義語】
・儒者の不身持ち
・学者の不行儀
・坊主の不信心
・医者の不養生
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「学者の不身持ち」の解説
カンタン!解説
「学者の不身持ち」っていうことわざは、学者という人はたくさんのことを知っているし、素晴らしいことを話すことができるけれど、自分の生活にはあまり気を付けないことが多いっていう意味なんだよ。
例えば、友達が勉強をすごくよくしていて、みんなにいいことを教えることができるけれど、自分の部屋がいつも片付いていなかったり、宿題を忘れることがあったりするような状態を想像してみてね。
このことわざは、人は理屈や理想を話すことと、自分の生活を整えることは別だということを教えているんだ。だから、「学者の不身持ち」っていう言葉は、自分が話すことと、自分の行動が一致しているかどうか、ちゃんと考えてみるといいヒントになるかもしれないね。
ちなみに、「不身持ち」っていうのは、だらしない、整理整頓ができていないという意味だよ。だから、このことわざは、学者でも、言葉と行動が一致していないことがあるから、自分も気を付けなくてはいけないと教えてくれているんだね。
「学者の不身持ち」の使い方
東大の先生がコメンテーターとしてテレビに出演することが多いね。
偉そうに高説をたれているわよね。
でも、学者の不身持ちが多いね。
テレビに出て調子に乗っている所を週刊誌にすっぱ抜かれて右往左往している学者も多いわね。
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「学者の不身持ち」の例文
- 学者の不身持ちでは生徒に示しがつかない。
- 立派そうなことを言いながら、裏ではだらしない私生活で学者の不身持ちの典型例だ。
- 授業で家族の大切さを説きながら不倫、離婚で家庭内は大もめ中らしいが、学者の不身持ちというやつだな。
- 教師の逮捕が後をたたず、学者の不身持ちを情けなく思う。
- 象牙の塔といい学者は研究熱心なあまり周囲と関わらない。その上プライベートはだらしなく学者の不身持ちであることがほとんどだ。