「頭を懸け股を刺す」の意味(出典・故事・語源由来・類義語)
【ことわざ】
頭を懸け股を刺す
【読み方】
かしらをかけももをさす
【意味】
苦労して勉学に励むこと。
でも、むりせんと、ちゃんと休むのも大事やで。どんだけ一生懸命でも、体を壊してしまったら元も子もないからな。でも、この言葉、勉強だけじゃなくて、何事にも一生懸命取り組む気持ちを教えてくれるように思うわ。
【故事】
中国漢の学者孫敬が眠気をこらえるために、天井の梁から下げた縄に首をかけ頭が下がると首が締まり目が覚めるようにして勉学にはげんだということから。また、中国戦国時代の蘇秦が、読書中眠くなると錐で自分の股を刺して眠くならないようにしたことから。
【語源・由来】
頭を梁から下げた綱に懸け、股に錐を刺して眠気を防ぐ意から。
【類義語】
・股を刺して書を読む
・錐を引いて自らを刺す
「頭を懸け股を刺す」の解説
「頭を懸け股を刺す」っていうことわざは、すごく一生懸命に勉強すること、眠気を我慢してでも勉強することを指しているんだよ。
昔の話でね、ある人がすごく勉強したくて、眠くならないように、天井から縄をぶら下げて、その縄に首をひっかけたんだ。そうすると、眠くなって頭が下がると、縄が首をちょっとしめて、目が覚めるように工夫したんだって。また、別の人は、眠気を感じると自分の足にちょっと痛いものを刺して、目を覚まして勉強を続けたんだ。
この話から、このことわざは、どんなに大変でも、どんなに眠くても、勉強を頑張り続ける人々のことを表しているんだよ。だから、テスト前に一生懸命に勉強する友達がいたら、「頭を懸け股を刺す」って言ってるんだね、って笑って言えるかもしれないね。
「頭を懸け股を刺す」の使い方
「頭を懸け股を刺す」の例文
- 頭を懸け股を刺さないと東大には合格しない。
- 学生時代頭を懸け股を刺したおかげで今の成功があります。
- 僕には青春は無かった。頭を懸け股を刺し学問に集中した。
- いわゆる天才ではなかったので、頭を懸け股を刺し天才たちに少しでも追いつこうと頑張った。
- 毎年合格発表のニュースを見るたびに、頭を懸け股を刺した日々を思い出す。