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【薪を抱きて火を救う】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

薪を抱きて火を救う

「薪を抱きて火を救う」の意味(語源由来・出典・類義語)

意味

【ことわざ】
薪を抱きて火を救う

「薪を追いて火を救う」ともいう。
【読み方】
たきぎをいだきてひをすくう

【意味】
害を除こうとして余計にその害を大きくすること。

ことわざ博士
「薪を抱きて火を救う」ということわざは、害を除こうとして逆に害を増やしてしまうことを指しているんだ。
助手ねこ
ああ、それはつまり「薪を抱えて火を消そうとすると、かえって火を広げてしまう」ってことやな。

害を除こうとして逆に状況を悪化させることを言うんやな。これは、意図しない結果を生む可能性がある行動には注意が必要やってことを教えてくれる言葉やな。

【語源由来】
燃え盛る火を消そうとして薪を抱えて持って行き、かえって火勢を強くする意から。

秦との戦いに敗れ、土地を与えて和を結ぼうとする魏王を諫めた孫臣のことば。

【出典】
戦国策せんごくさく

【類義語】
・蓑をて火を救う
できすくうに石をおもりにす

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「薪を抱きて火を救う」の解説

カンタン!解説
解説

「薪を抱きて火を救う」ということわざはね、ある問題や困難を解決しようとする過程で、逆にその問題や困難を悪化させてしまうことを表しているんだよ。

例えばね、火事が起きたときに、火を消そうと思って薪を抱えて火元に近づくと、逆に火の勢いを強めてしまうことがあるよね。本来なら火を消すために行動したはずなのに、結果的に状況を悪化させてしまうことになるんだ。

このことわざは、古代中国の軍事書『戦国策』の中で使われていたんだ。それは、問題や困難に対処する際には、冷静な判断と適切な行動が必要であることを教えてくれるんだ。

だから、「薪を抱きて火を救う」っていうことわざは、解決策を選ぶ際には慎重になり、思慮深く行動することが重要だという教訓を伝えているんだよ。

「薪を抱きて火を救う」の使い方

健太
校長先生の話の途中で笑いが止まらなくなって、こっぴどく怒られたんだ。
ともこ
一体何がそんなにおかしかったの?
健太
校長先生のかつらがずれていることに気が付いたんだ。それでなんで笑ったのか聞かれて「かつらがずれていたので」って言ったら、烈火の如く怒られたんだ。
ともこ
本当のことを言っちゃうなんて、薪を抱きて火を救うようなものね。
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「薪を抱きて火を救う」の例文

例文
  1. 君のやったことは、薪を抱きて火を救うようなことだ。沈下どころか大炎上じゃないか。
  2. 無能な君では対処できないだろうし、薪を抱きて火を救うように悪化させかねない。
  3. 無闇に手を出さない方がいい。薪を抱きて火を救うことになったら大変だ。
  4. 薪を抱きて火を救う事態になって、お手上げ状態だ。
  5. 焦って動くと薪を抱きて火を救うので、ピンチの時こそ冷静に行動しないといけない。

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