「家書万金に抵る」の意味(出典・語源由来)
【ことわざ】
家書万金に抵る
【読み方】
かしょばんきんにあたる
【意味】
旅先で受け取る家族からの手紙は大金と同じ位価値があり嬉しいということ。
こんな時代にも、手紙ってのは特別なものやね。メールやLINEじゃ伝わらへん、手紙ならではの温かさがあるんやな。
【出典】
「杜甫」の詩「春望」
【語源・由来】
戦乱で妻子と離れて暮らす杜甫が、家族からの音信を待ち望む気持ちを歌った詩「烽火三月に連なり、家書万金に抵る」から。
「家書万金に抵る」の解説
「家書万金に抵る」という言葉は、中国の故事に由来する表現で、家族からの手紙が非常に貴重であることを表します。文字通りに訳すと「家からの手紙は万金に値する」となります。
この言葉の背景には、昔の人々が遠くに旅立ったとき、家族とのコミュニケーション手段が非常に限られていたという状況があります。そのため、家族からの手紙は、その人の健康や幸福に対する深い関心と愛情を感じる貴重なものでした。
今日では、電話やインターネットなどによって、遠くにいる家族と簡単に連絡を取ることができますが、この言葉は今でも感動や家族への愛情の象徴として使われることがあります。家族とのつながりや情感を重視する文化の中で、このような表現が生まれたのです。
「家書万金に抵る」の使い方
「家書万金に抵る」の例文
- 落ち込んだ時の母からの手紙は家書万金に抵る。
- 僕が欲するタイミングで父は連絡をくれるが、その連絡が家書万金に抵るで僕に勇気と元気をくれた。
- 家族からの手紙は一人じゃないと教えてくれて、家書万金に抵る。
- 生活費を送ってもらうよりも手紙がほしい。家書万金に抵るだ。
- くじけず最後まで頑張れたのは家族の応援メールがあったからです。まさに家書万金に抵るでした。
金銭の価値とは比べ物にならない、家族の愛情や思いやりが詰まった手紙の重みを表している。