「髪結い髪結わず」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
髪結い髪結わず
「髪結いの乱れ髪」「髪結いの水髪」ともいう。
【読み方】かみゆいかみゆわず
【意味】
人のことばかりで自分のことに手が回らないこと。
「髪結い髪結わず」ということわざは、他人のためにばかり自分の技術や能力を使って、結果として自分自身のことまで手が回らなくなるという事態を指すんだよ。
ああ、それって、例えば料理人が家でご飯作らんとか、靴屋の子が裸足みたいなもんやな。
他人のためにばっちりやっても、自分のことはおろそかにしちゃうってこと。あれれ、自分のこともちゃんと気をつけなアカンねんな!
【語源・由来】
他人の髪は結うが自分の髪は乱れたままであることから。
【類義語】
・紺屋の白袴
・駕籠かき駕籠に乗らず
・紙漉きの手鼻
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「髪結い髪結わず」の解説
カンタン!解説
「髪結い髪結わず」っていうことわざはね、想像してみて、ある人が他の人の髪をキレイにまとめる仕事をしていて、その人は他の人の髪をすごくキレイにできるんだけど、自分の髪はぐちゃぐちゃでそのままなんだよ。
このことわざは、他の人のことはすごく上手にやってあげられるけど、自分のことには手が回らない、っていう状況を表しているんだ。
例えば、先生がみんなの勉強の質問に答えられるけど、自分の仕事が溜まっていたりするような感じだよ。他の人を助けるのは上手でも、自分のことはちょっとおろそかにしちゃうことを言っているんだね。
「髪結い髪結わず」の使い方
僕の主治医が病気になったんだ。
髪結い髪結わずね。
患者のために自分の健康は後回しにしていたんだね。
自分で手術をするわけにはいかないし、名医を見つけて良くなってほしいわね。
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「髪結い髪結わず」の例文
- 彼は大工なのに、髪結い髪結わずで自分の家はボロボロのままだ。
- 警備会社を経営しているのに髪結い髪結わずとなりお金を盗まれたが、このことを世間に知られるわけにはいかない。
- 花屋なのに髪結い髪結わずというように、自宅の庭は荒れ放題だ。
- 教師は忙しいため髪結い髪結わずとなり、自分の子供への教育を怠ることがある。
- 髪結い髪結わずというが、父は調律師なのに我が家のピアノの調律はしていない。