「亀の年を鶴が羨む」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
亀の年を鶴が羨む
「鶴は千年亀は万年」ということばを踏まえたもの。
【読み方】かめのとしをつるがうらやむ
【意味】
人の欲望には際限がないことをいう。
「亀の年を鶴が羨む」ということわざは、すでに長い寿命や多くのものを持っている者でさえ、もっと多いものや長いものを欲しがる人間の欲深さを表す言葉だよ。
人間って、持ってるものよりももっといいものやもっと多いものを求めることが多いもんやね。
でも、本当に大切なのはその気持ちを抑えて、今持っているものを大切にすることやと思うんだけどな。欲ばりすぎず、心の中での豊かさを追求するのも大切やね!
【語源・由来】
千年生きるといわれる鶴が万年も生きる亀を羨む意から。
【類義語】
・亀も上上
・千石取れば万石羨む
・隴を得て蜀を望む
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「亀の年を鶴が羨む」の解説
カンタン!解説
「亀の年を鶴が羨む」っていう言葉はね、考えてみて、鶴はすごく長生きで千年も生きるって言われてるけど、それでも寿命が万年もある亀をうらやましく思うってことなんだよ。これは、人って欲が深くて、もっともっとって思っちゃう性質を表しているんだ。
例えば、すごくいい成績を取ったけど、もっと上の人の点数になりたい、って思うような感じかな。人はいつももっと良いものやもっと多いものを欲しがるんだよね。だから、このことわざは、「人は満足せず、もっと欲しがるものだよ」と教えてくれているんだ。
「亀の年を鶴が羨む」の使い方
いいなあ。それいいなあ。
健太くんはすぐに人を羨む。亀の年を鶴が羨むね。
欲がどんどん湧いてくるんだよ。
山寺で修業して煩悩を消し去った方が良いわよ。
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「亀の年を鶴が羨む」の例文
- 足るを事を知らず亀の年を鶴が羨む人間が多い。
- 亀の年を鶴が羨む彼は、組織の頂点に立っても満足しないだろう。
- 上には上がいるので亀の年を鶴が羨むようではきりがない。
- 亀の年を鶴が羨むように人の欲望は限りなく、地球環境に限界が来てもとどまる所を知らない。
- 彼の心は満たされることなく亀の年を鶴が羨む。