「肝脳、地に塗る」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
肝脳、地に塗る
「肝胆地に塗る」ともいう。
【読み方】かんのう、ちにまみる
【意味】
むごたらしい死に方や残忍な殺され方をすること。また、忠誠を誓いどんな犠牲も惜しまないこと。
「肝脳」は、肝臓と脳髄。「塗る」は、まみれる。
うわ、それはもうすごく恐ろしいことやな。要するに、何かがとんでもなくひどい状態になっちゃう、っていう意味なんやな。
ほんまに怖いことや、こういう表現。こういうことが現実に起きへんように気をつけなあかんね。
【語源・由来】
頭を砕かれ腹を切られて肝臓や脳が泥まみれになる意から。
【出典】
「史記」
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「肝脳、地に塗る」の解説
カンタン!解説
「肝脳、地に塗る」っていう言葉は、かなり古い「史記」という本から出てくるんだ。これは、とってもひどい、むごたらしい死に方を表している表現なんだよ。
この言葉を直訳すると、人の顔やお腹が割れて、脳や肝臓が地面にこぼれ落ち、泥だらけになるっていう意味になるんだ。それだけで、どれだけひどい状況か、想像できるよね。
簡単に言うと、「非常に恐ろしい、残酷な死」ってことを「肝脳、地に塗る」という言葉で表現しているんだよ。こんな言葉が使われる時は、非常に酷い事態や状況を強調して伝えたいときだね。
「肝脳、地に塗る」の使い方
健太くん。悪い事ばかりしていると肝脳、地に塗るよ。
ろくな死に方をしないってこと?
無残な死に方をするわよー。
心を入れ替えるよ。
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「肝脳、地に塗る」の例文
- なすすべもなく肝脳、地に塗る。
- 背水の陣で、絶体絶命、肝脳、地に塗るだ。
- 戦地ではこの瞬間も肝脳、地に塗れ、無辜の民が苦しんでいる。
- 事故現場は肝脳、地に塗る有様で、警察官ですら目を背けたくなる。
- 上司のために生きる。肝脳、地に塗ると決意した。
具体的には、顔や腹部が裂かれ、中身が地面に散らばってしまうような極めて痛々しい状況を言っているんだよ。