「食わせておいて扨と言い」の意味(類義語)
【ことわざ】
食わせておいて扨と言い
【読み方】
くわせておいてさてといい
【意味】
ご馳走して恩を売ってから「さて、お願いだが」と頼みごとをすること。
「食わせておいて扨と言い」という言い回しは、まず相手に何か良いことをしてから、それをきっかけに何かお願いや要求をすることを指しているんだよ。
ああ、それって、美味しいものをごちそうして、お腹いっぱいになったところで「さて、ちょっと頼みがあるんやけど…」って感じでお願い事を始めるやつやな。
食事をご馳走することで、気を良くさせてから本題に入るってワザやね。
【類義語】
・旨い物食わす人に油断すな
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「食わせておいて扨と言い」の解説
カンタン!解説
「食わせておいて扨と言い」っていう言葉は、おいしいごはんやおやつをごちそうして、その後に「あのね、ちょっとお願いがあるんだけど」と言って、頼み事をすることを言うんだよ。
たとえばね、友達がお家に遊びに来て、アイスクリームをたくさん食べさせて、その後で「宿題、ちょっと手伝ってもらえる?」って頼むのが、まさにこれに当たるんだ。おいしいものを食べさせて、ちょっとした頼み事をするっていう意味だよ。
「扨」とは、古い言葉で「さて」や「ところで」という意味なんだ。だから、この言葉は、良いことをしてから何かお願いをすることを表しているんだよね。
「食わせておいて扨と言い」の使い方
たんと召し上がれ。
いいの?サクランボ大好きなの。
良かったよ。「さて、お願いなんだけど…。」
食わせておいて扨と言いというやつね。ケチな健太くんがご馳走してくれるというのはおかしいと思ったのよ。馳走終わらば油断すなだなあ。
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「食わせておいて扨と言い」の例文
- 言いにくい頼みごとがあったので、食わせておいて扨と言いのように晩御飯をご馳走して話を切り出す。
- 急に酒をおごるといわれたから何事かと思ったら、食わせておいて扨と言いで厄介事を頼みたかったようだ。
- 食わせておいて扨と言いというから人にはおごってもらわない。
- 彼がご馳走するというと、食わせておいて扨と言いにつながるから断る。
- 食わせておいて扨と言いというが、ただより高い物はない。自分で払います。