「薫は香を以て自ら焼く」の意味(語源由来・出典・類義語)
【ことわざ】
薫は香を以て自ら焼く
【読み方】
くんはこうをもってみずからやく
【意味】
才能ある人は自らの才能のせいで身を滅ぼすということ。
「薫」は、香草。
「薫は香を以て自ら焼く」という言葉は、ある人が持っている特別な才能や特性が、その人自身の運命や状況を難しくすることがある、ということを示しているんだよ。
ええっ、それはつまり、すごい才能を持ってると、それが原因でトラブルになることもあるってことやな。
自分の持ってる力や才能を、うまくコントロールしなあかんってことやね。得意なことが、逆に自分を困らせることもあるから気をつけなあかん、と。
【語源・由来】
香りが良い草は、その香りのために焼かれることから。
【出典】
「漢書」
【類義語】
・膏は明を以て焚かる
・鐸は声を以て自ら毀る
・孔雀は羽ゆえに人に捕らる
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「薫は香を以て自ら焼く」の解説
カンタン!解説
「薫は香を以て自ら焼く」っていう言葉、これはね、香草がとってもいい香りがするから、その香りを楽しむために人々に焼かれてしまうっていう話から来ているんだよ。
それを人の話にすると、すごく才能がある人が、その才能のせいで大変な目に遭うことがある、っていう意味になるんだ。例えば、すごく上手に絵を描ける人が、その絵を描く才能のせいでほかの人からうらやましがられたり、嫉妬されたりすることがあるよね。それと同じような感じ。
つまり、この言葉は「自分の持っているすごい才能や特技が、実は自分を困らせる原因になることもあるよ」と教えてくれることわざなんだ。自分の特別な才能や力を持っているときには、それをどう使うか、どう見せるかをちゃんと考えないと、思わぬトラブルに巻き込まれることもあるよ、っていうことを伝えているんだよね。
「薫は香を以て自ら焼く」の使い方
ともこちゃんは嫌われているね。
出る杭は打たれる運命なのよ。
薫は香を以て自ら焼くともいうね。
才能あるものの宿命ね。
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「薫は香を以て自ら焼く」の例文
- 薫は香を以て自ら焼くように、才能ある私に地位を奪われると懸念した王の陰謀にはめられる。
- 能ある鷹は爪を隠すように才能をひた隠しにする。なぜなら薫は香を以て自ら焼くからだ。
- 才能がある選手は、若いうちからマスコミに注目され生活に支障が出ることがある。薫は香を以て自ら焼くというやつだ。
- 能力が高すぎて上司に煙たがられ、薫は香を以て自ら焼くことになる。
- 薫は香を以て自ら焼くのは嫌なので愚を守る。