「犬馬の歯」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
犬馬の歯
けんばのよわい
【意味】
自分の年をへりくだっていうことば。
要するに、「まだまだ若いんで」「まだまだ経験浅いんで」みたいな謙遜の仕方や。年齢や経験をちょっと控えめに話すってわけやね。
【語源・由来】
犬や馬のようにこれといった働きもなく、ただ重ねただけの年齢の意。
【出典】
「漢書」
「犬馬の歯」の解説
「犬馬の歯」は、自分の年齢をちょっと謙虚に表現するときに使われる言葉なんだよ。この言葉の意味は、犬や馬みたいに、特別な成果や大きな働きがなく、ただ年を取ってきただけ、っていう感じで使うんだ。
例えばね、おじいちゃんやおばあちゃんが「私なんてもう犬馬の歯だよ」と言う時、それは「もう年を取って、特別なことはできないけど、生きてきただけの年齢だよ」という意味で使っているんだ。
この「歯」というのは、「齢」という言葉と同じで、年齢のことを指しているよ。この言葉は、自分の年齢をちょっと控えめに話すときや、自分を下げるときに使われることが多いんだよ。
「犬馬の歯」の使い方
「犬馬の歯」の例文
- 敬老の日といっても、犬馬の歯で無駄に長く生きただけの私には、敬ってもらう資格なぞありませぬ。
- 90年生きましたが、犬馬の歯を重ねただけで何も成し遂げていませんよ。
- 犬馬の歯の私から若者に教えることなんて何もありません。
- 祖父は犬馬の歯だと謙遜しているが、その日の空気で天気が分かるし、生活の知恵も多く尊敬に値すると思う。
- 犬馬の歯を重ねただけだが、戦争体験を語り世界平和を訴えることはできる。
これは、自分を過小評価する、または謙遜するときに使われることわざだよ。