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「倹より奢に入るは易く奢より倹に入るは難し」の意味(出典)
【ことわざ】
倹より奢に入るは易く奢より倹に入るは難し
【読み方】
けんよりしゃにいるはやすくしゃよりけんにいるはかたし
【意味】
質素な暮らしから贅沢な暮らしになるのは簡単だが、贅沢な暮らしから質素な生活になるのは難しい。
「倹より奢に入るは易く、奢より倹に入るは難し」という言葉は、人は簡単に贅沢な生活スタイルを手に入れることができるけど、一度贅沢に慣れるとそれをやめてシンプルな生活に戻るのは本当に難しいってことを示しているんだ。
ほんまやな。一度、良いものや贅沢な生活に慣れてしまうと、それを捨てて質素な生活に戻るのはなかなか大変やわ。人間って欲が出る生き物やからね。
【出典】
「小学」
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「倹より奢に入るは易く奢より倹に入るは難し」の解説
カンタン!解説
「倹より奢に入るは易く、奢より倹に入るは難し」っていう言葉は、要するに、シンプルな生活から豪華な生活に移るのは簡単だけど、逆に豪華な生活からシンプルな生活に戻るのは大変だよ、っていう意味だよ。
例えば、昔からお弁当を作って学校や職場に持って行っていた人が、急に毎日外食するようになったら、それはすぐにできるよね。でも、その後、毎日の外食からまたお弁当を作る生活に戻るのは、ちょっと大変だと感じるかもしれない。
この言葉は、一度手を出した贅沢や便利なものをやめるのはなかなか難しいってことを教えてくれるんだよ。だから、贅沢に慣れすぎないように、しっかりと自分の生活の中でバランスを取ることが大切だよっていう教えが込められているんだね。
「倹より奢に入るは易く奢より倹に入るは難し」の使い方
物価が急騰して、買い物のランクを下げないといけなくなったんだ。
でも、倹より奢に入るは易く奢より倹に入るは難しよね。
そうなんだよ。ランクを落とすって難しいんだよ。
でも高騰の終わりが見えない今、難しいって言ってられないわよね。
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「倹より奢に入るは易く奢より倹に入るは難し」の例文
- 食糧難になったら昆虫食が当たり前になるが、倹より奢に入るは易く奢より倹に入るは難しといい、昆虫を食べるのは嫌だという人が少なくないだろう。
- 一度舌が肥えると倹より奢に入るは易く奢より倹に入るは難しで、普通の食材が食べられなくなる。
- 倹より奢に入るは易く奢より倹に入るは難しというから、年収が下がった今贅沢はできない。良いものを見る目やセンスが無くて幸せだったと思う。
- 成り金になり、贅沢な生活にはすぐに慣れるが、倹より奢に入るは易く奢より倹に入るは難しというように、没落して貧しい生活になるのは一生慣れないかもしれない。
- シルクの服ばかり着ていたともこちゃんには、化繊の安い服は不快に感じるようだ。倹より奢に入るは易く奢より倹に入るは難しだな。