「亢竜悔いあり」の意味(出典・語源由来・類義語)
【ことわざ】
亢竜悔いあり
【読み方】
こうりょうくいあり
「亢竜」は、「こうりゅう」とも読む。
【意味】富や地位を極めると必ず衰えるということ。
「亢竜」は、天高く昇りつめた竜。転じて、富貴や栄達を極めたものの意。「亢」は、高きを極める意。
「亢竜悔いあり」は、一度頂点に立った者は、その後の衰えや下降しかないという意味を持っているんだよ。
ええっと、これは、一度すごく成功して、トップになったら、それ以上上がるところはないから、次は落ちるだけってことやな。
ちゅうことは、トップになったら気を引き締めなあかん、ってことやね。ピークに達した後は注意が必要やな!
【出典】
「易経」
【語源・由来】
天に昇りつめた竜には下るしかないという悔いがあるという意から。
【類義語】
・満つれば欠く
【スポンサーリンク】
「亢竜悔いあり」の解説
カンタン!解説
「亢竜悔いあり」っていうのは、古い中国の本「易経」というものから来ている言葉だよ。
この言葉の中の「亢竜」とは、高く空に昇ってしまったドラゴンのことを言うんだ。このドラゴンはもう天に昇りきってしまったので、これからは下るしかない状態になっちゃって、それが「悔い」という感じの悔やむ気持ちを持つっていう意味があるんだ。
これを人の生き方や成功に例えて使うと、一度頂点に達してしまった人は、これからは下がるしかなくなっちゃうってこと。だから、すごく成功して頂点に立っている時も、気を抜いてはいけないし、常にハンブルにいないといけないっていう教えが込められているんだ。
例えば、すごく有名になったアスリートや歌手が、一度ピークを迎えた後、気を抜いてしまったり、プライドが高くなったりして、その後急に人気が落ちてしまうことってあるよね。それが「亢竜悔いあり」の状態と言えるかもしれないよ。
このことわざは、自分がどんなに成功しても、常に謙虚に、そして注意深く生きることの大切さを教えてくれているんだよ。
「亢竜悔いあり」の使い方
あの企業がまた最高益を更新したね。
亢竜悔いありというから今後は分からないわね。
栄枯盛衰ともいうからね。
業績が伸び続けるというのはあり得ないわ。
【スポンサーリンク】
「亢竜悔いあり」の例文
- この大会で常勝校が敗退したが、亢竜悔いありというやつだ。
- アメリカ株は上昇を続けるというが、亢竜悔いありだから過信してはいけない。
- むかうところ敵なしだったが、亢竜悔いありというように彼は絶不調に陥った。
- 亢竜悔いありだから、程々に細く長く生きていきたい。
- 頂点を極めたのはいいが、亢竜悔いありとなるのが怖い。