「鵠を刻して鶩に類す」の意味(語源由来・出典・類義語)
【ことわざ】
鵠を刻して鶩に類す
こくをこくしてぼくにるいす
すぐれた人をみならって努力すれば、まったく同じようにならなくても似たような人間にはなれるということ。


例えば、大リーガーを目指して練習したら、たとえメジャーリーグには行けなくても、それなりに上手になるってわけか。目標を高く持つことの大切さを教えてくれる言葉やな。
【語源・由来】
白鳥を彫ろうとしてうまくいかなくても、アヒルぐらいには見えるということ。
【出典】
「後漢書」
【類義語】
・虎を画いて狗に類す
・竜を画いて狗に類す
「鵠を刻して鶩に類す」の解説
「鵠を刻して鶩に類す」っていう言葉はね、元々は「後漢書」の中の話から来ているんだよ。大きな白鳥を彫ろうとして、うまく彫れなかったとしても、それでも普通のアヒルには似てるっていうことから来てるんだ。
これをもっと簡単に言うと、すごく立派な人や偉大な人を目指して学んだり努力したりして、完全にはなれなくても、それでも良い人にはなれるよっていう意味だよ。
たとえば、有名な先生のようになりたくて、その先生のように勉強するけど、完全にはその先生みたいにはなれなかったとしても、それでもちゃんとした先生にはなれるっていう感じだね。目指すものが高ければ、そこには届かなくても、それなりにいいところには行けるってことを教えているんだよ。
「鵠を刻して鶩に類す」の使い方




「鵠を刻して鶩に類す」の例文
- 鵠を刻して鶩に類すというから、目標とする人はより優秀でより高潔な人が良い。より優秀でより高潔な人間に近づける。
- 偉人のようになりたいと頑張れば、鵠を刻して鶩に類す。
- 人間は目標があれば鵠を刻して鶩に類すとなる。目標となる人に出会えた人は幸福だ。
- ピアニストの真似をしていれば鵠を刻して鶩に類す。その後自分らしい弾き方を考え出せばいい、
- 鵠を刻して鶩に類すというので、師匠の調理法を見て盗み、近づく努力をする。
























