「素引きの精兵」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
素引きの精兵
「素引き」は、矢をつがえずに弓を射る形で弦だけ引くこと。
【読み方】すびきのせいびょう
【意味】
理論に強いが、実戦には役に立たない者のこと。
「素引きの精兵」という言葉は、理論や知識には優れているが、実際の実践や実戦においては役に立たない人を指すたとえだよ。
ああ、そういうことかいな。理論や知識はあっても、実際の場で役に立たない人を言うんやな。理論上は完璧でも、現実の状況に対応できないってことやね。
知識だけじゃなくて、実際にそれを活かす能力も必要やってことやな。実戦に強いことの重要性を教えてくれるんやね。
【語源・由来】
素引きの時だけ強そうな射手に見える人の意から。
【類義語】
・畳の上の水練
・木馬の達人
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「素引きの精兵」の解説
カンタン!解説
「素引きの精兵」というのはね、軍隊での訓練である「素引き」(剣や槍を扱う動作の練習)をする時にはとても上手に見えるけど、本当の戦いになると役に立たない兵士のことを言うんだよ。
たとえば、学校のテストで理論は完璧に答えられるけれど、実際の実験やスポーツの試合ではうまくいかない子がいるでしょ。それが「素引きの精兵」ってことなんだ。見た目や理論だけでは上手に見えるけど、実際にはうまくいかないんだね。
このことわざは、見た目や理論だけでなく、実際の行動や実践が大切だって教えてくれるんだよ。知識だけでなく、それをどう使うかが重要なんだね。だから、いつも実践で役立つスキルを身につけることが大事なんだよ。
「素引きの精兵」の使い方
彼はサッカーに詳しいのよね?
素引きの精兵なんだよ。詳しいだけで、実戦では役立たずなんだ。
監督としても使えない?
机上の空論ばかりで使えないね。
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「素引きの精兵」の例文
- 健太くんの空手の型はすばらしいが、素引きの精兵で実戦では弱い。
- 頭でっかちで口ばっかりの素引きの精兵だから役に立たない。
- 人の心は複雑だから彼の理論通りに動くはずもなく、彼は素引きの精兵でお荷物だ。
- 素引きの精兵と馬鹿にされないよう、実戦に対応できる能力をつける。
- 理論を知っているだけでは素引きの精兵なので、経験を積む必要がある。