「世間は張物」の意味(類義語)
【ことわざ】
世間は張物
「世は張物」ともいう。
【読み方】
せけんははりもの
【意味】
世渡りには、ある程度の見栄も必要だということ。人は見栄を張って生きるものなので外見に騙されてはいけないという戒め。
「張物」は、芝居の大道具で木材を骨にして紙や布などを張ったもの。
「世間は張物」ということわざは、世の中をうまく生きるためには、時には見栄を張ることも大事だという意味なんだよ。
へぇ〜、そうなんや。つまり、「世の中って、見た目だけで判断したらダメや」ってことやな。
みんなちょっとは見栄を張って生きてるけど、その見栄が本当のことかどうかはわからんからな。芝居のセットみたいに、見た目ばっかり立派で中身が空っぽなこともあるってことやね。
【類義語】
・内裸でも外錦
・世間は飾り物
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「世間は張物」の解説
カンタン!解説
「世間は張物」ということわざは、社会で生きていく上で、見栄を張ることが時には必要だという意味を持っているんだよ。この言葉は、人々がよく見せようとして外見や行動を飾ることを指しているんだ。
たとえば、人は自分を良く見せたいと思って、実際よりも豊かだったり、賢かったりするように振る舞うことがあるよね。これは、社会でうまくやっていくための一種の方法として使われることがあるんだ。
このことわざに出てくる「張物」というのは、元々芝居の大道具で、木の骨組みに紙や布を張ったものを指していて、外見は立派でも中身は空っぽという意味があるんだ。だから、「世間は張物」ということわざは、世間の人々は見せかけで生きていることが多いという警告を含んでいるんだね。外見だけに騙されないように、本当の価値を見極めることが大切だと教えてくれている言葉なんだよ。
「世間は張物」の使い方
芸能界は華やかな世界に見えるけど、自殺する人が多いわよね。
世間は張物っていうからね。内情は分からないよ。
不安定な仕事だし、プライベートがないし、心の平穏を保つのが大変そうね。
僕には無理だな。
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「世間は張物」の例文
- 自分を大きく見せないとなめられてしまうので、世間は張物というようにある程度見栄を張るのも必要なことだ。
- 世間は張物だから、肩書や見た目に騙されないようにしなければいけない。
- 隣の芝生は青く見えるものだが、世間は張物だから、本当は羨ましく思うほどではないかもしれない。
- 人間は見栄っ張りで世間は張物だから、経歴詐称や学歴ロンダリングなんてよくある話だ。
- 世間は張物というので、SNSのきらびやかな投稿が真実だと思ってはいけないんだ。