「前事の忘れざるは後事の師なり」の意味(出典)
【ことわざ】
前事の忘れざるは後事の師なり
【読み方】
ぜんじのわすれざるはこうじのしなり
【意味】
経験したことを忘れず心に留めておけば、その後の戒めや参考になるということ。
「前事の忘れざるは後事の師なり」ということわざは、過去の経験や出来事を忘れずに記憶しておくことが、将来の行動や判断の良い教訓になるという意味があるんだよ。
へぇ、そういうことか。つまり「過去の経験を忘れずにいることが、将来のためになる」ってことやな。過去に起きたことを記憶しておくことで、同じ失敗を繰り返さなかったり、成功した方法をまた使ったりできるんやね。
これは、過去を振り返って学ぶことの大切さを教えてくれてるんや。経験は最高の先生やってことやな。
【出典】
「史記」
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「前事の忘れざるは後事の師なり」の解説
カンタン!解説
「前事の忘れざるは後事の師なり」という言葉は、「史記」秦始皇本紀・賛に由来し、過去の経験や出来事を忘れずに心に留めておくことが、将来の行動や判断の良い指導者(師)となるという意味を持っているんだよ。このことわざは、過去の経験から学ぶことの重要性を強調しているんだね。
例えば、過去に起こった失敗や成功の経験は、将来同じような状況に直面したときに、どのように行動すべきかを教えてくれるんだ。過去の出来事から得た教訓は、将来の決断や行動に役立つ知恵となるんだよ。
この言葉は、過去の出来事を単なる経験としてではなく、将来に向けての学びの機会として捉えることの重要性を示しているんだ。過去を振り返り、そこから得られる教訓を活かすことで、より良い未来を作り出すことができるという考え方なんだね。このことわざは、過去を敬い、そこから学ぶことの価値を教えてくれるんだ。
「前事の忘れざるは後事の師なり」の使い方
また同じ失敗をしてしまった。
前事の忘れざるは後事の師なりよ。失敗するたびに心に留めた方が良いわよ。
失敗から学ばないと成長しないよね。
くり返し失敗するのは愚か者のすることよ。
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「前事の忘れざるは後事の師なり」の例文
- 失敗は思い出したくないものだが、前事の忘れざるは後事の師なりというから忘れないで心に留めることで同じ失敗はしない。
- 前事の忘れざるは後事の師なりというので、戦争のむごさや残酷さを後世に伝え残すことで二度と戦争を起こさない。
- 結果が失敗であっても、一度経験したことは心に留めておくことで、前事の忘れざるは後事の師なりのごとく参考になりいかすことができる。
- 前事の忘れざるは後事の師なりというから、日記に書き留め忘れないようにしている。
- 歴史を学ぶ意味ってなんだと問われたならば、前事の忘れざるは後事の師なりとするためだという。