「ことわざ・慣用句」のLINEスタンプ発売中♪

【一死一生乃ち交情を知る】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

一死一生乃ち交情を知る

「一死一生乃ち交情を知る」の意味(語源由来・出典・類義語)

意味
【ことわざ】
一死一生乃ち交情を知る

【読み方】
いっしいっせいすなわちこうじょうをしる

「一生」は、「いっしょう」とも読む。
【意味】
不幸なときと栄えて幸せな時とでは人々が示す態度が異なり、人情というものがどういうものかよくわかる。
ことわざ博士
「一死一生乃ち交情を知る」ということわざは、人生には上下や生死がある。そして、そういった時期に他の人々の態度が変わることで、人間関係の本質を理解することができるという意味があるんだよ。
助手ねこ
あー、なるほどな。それはつまり、「人生で良いことも悪いこともあるけど、その時にみんながどう対応するかで、本当の人間関係を知る」ってことやな。

みんながどう振る舞うかで、本当の友情や関係性がわかるってことやな。これは人間観察の大切さを教えてくれるな。

【語源・由来】
中国漢の武帝の時代、てきが法務大臣だった頃は多くの人の来訪でにぎわっていたが、失職すると薈来訪する者はいなくなった。後に復職すると人のにぎわいがもどったので翟は門のところに「一死一生乃ち交情を知る」と書き出した。

【出典】
史記」汲鄭伝賛

【類義語】
一貧一富いっぴんいっぷ乃ち交態を知る

【スポンサーリンク】

「一死一生乃ち交情を知る」の解説

カンタン!解説
解説

「一死一生乃ち交情を知る」っていうことわざは、生きている時と亡くなった時、順風満帆な時と困難な時で、人々の態度がどう変わるかを見て、人間の本当の性格や心情を理解するという意味だよ。

例えばね、ある人がすごく成功している時は、みんながその人のことをほめちぎるけど、その人が困難な状況に陥ったときには、みんながその人を避けるようになる、とか。あるいは、ある人が生きているときはみんながその人のことを無視しているけど、その人が亡くなったときには、突然その人のことをほめるようになるとか。

このことわざは、人間の心情や性格は、その人の状況がどう変わるかで、どう変わるかを教えてくれているんだ。だから、本当に信頼できる友人やパートナーを見つけるためには、それぞれの状況でその人の態度がどう変わるかをよく観察することが大切だよ、という教えがここには込められているんだよ。

「一死一生乃ち交情を知る」の使い方

健太
宝くじが当たったことがばれて親戚が急に増えたんだよ。
ともこ
そういう時、自称親戚、遠戚が増えるわよね。
健太
お金が無くなると、一死一生乃ち交情を知るようにいなくなるんだろうな。
ともこ
お金が人を呼ぶ。そういうものよね。
【スポンサーリンク】

「一死一生乃ち交情を知る」の例文

例文
  1. 一死一生乃ち交情を知るというが、困ったときに手を差し伸べてくれる人こそ真の友だ。
  2. 人間の冷酷さを、一死一生乃ち交情を知るようにいたく思い知った。
  3. 若くして成功し、そして零落し、一死一生乃ち交情を知るを身をもって知った。
  4. 一死一生乃ち交情を知るというが、売れると取り巻きが急増し、売れなくなると取り巻きがいなくなった。
  5. 人の冷淡さを思い知る、一死一生乃ち交情を知るような状況にはなりたくない。

ことわざ・慣用句のLINEスタンプ発売中♪

「ことわざ・慣用句の百科事典」で使用している、当サイトのオリジナルイラスト素材が、LINEスタンプとしてついに発売開始されました。

意味を考えながらLINEスタンプを繰り返し使うことで、楽しくことわざや慣用句を覚えることができますよ♪