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【桑麻の交】の意味と使い方や例文(出典)

桑麻の交

「桑麻の交」の意味(出典)

意味【ことわざ】
桑麻の交

「桑麻の交わり」ともいう。
【読み方】
そうまのこう

【意味】
田舎の気楽な交際。政治などの煩わしい話をしない。作物の作柄を話し合うつきあい。

ことわざ博士
「桑麻の交」ということわざは、田園地帯で気楽に交流することで、政治や役所などの面倒な話は避けて、桑や麻の収穫の話などを楽しみながら交流することをいうよ。
助手ねこ
おお、それはつまり、「桑麻の交」という言葉は、田舎の人たちが気楽に集まって、政治や役所のことは話さずに、桑や麻の収穫の話や農作業の話を楽しんで交流することを表しているんや。

政治の話なんかはめんどくさいから、気軽に楽しい話で盛り上がるんやな。

【出典】
杜甫とほ」の詩

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「桑麻の交」の解説

カンタン!解説
解説

「桑麻の交」または「桑麻の交わり」という言葉は、田園生活や農村社会での気楽で心地よい人間関係や交際を表す表現だね。この言葉では、政治や役所のような複雑で煩わしい話題ではなく、桑や麻などの作物の成長や農作業に関する話題が中心となるんだ。

「桑」とは桑の木のことで、主に絹糸を作るための蚕の餌として栽培されている。一方、「麻」は麻の植物で、布や紐などを作るために使われる。これらの作物は、古代中国などの農村部で広く栽培されており、農民たちにとって身近で重要な作物だったんだ。

「桑麻の交」の中で語られるのは、そういった日常の農作業や自然の変化、地域の出来事など、穏やかで日常的な話題。この言葉は、人々が気楽に集まって、互いの生活や農業について語り合う様子を描いているんだ。政治的な重大事や複雑な社会問題から離れて、シンプルで平和な人間関係を大切にする文化を反映しているよ。

「桑麻の交」の使い方

健太
桑麻の交は気楽でいいね。
ともこ
政治について語れば格好いいと勘違いしている人と話すのは疲れるわよね。
健太
ただでさえ不景気で心配ごとが多いのに、煩わしい話はしたくない。
ともこ
ストレスのない付き合いを大事にしたいわね。
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「桑麻の交」の例文

例文
  1. 桑麻の交はお金持ちとの交際ほど価値がないと考える人がいるが、農業は地球環境と密接な分学ぶことは多い。
  2. 為替や物価の話はもううんざりだ。桑麻の交が楽しくていい。
  3. 桑麻の交が性に合うので、官僚をやめて農業に勤しむ。
  4. 桑麻の交は気楽だが、都会より密接でそれはそれで疲れる。
  5. 飾らない桑麻の交は、リラックスして自分らしく話すことができる。




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