著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

【大事小に化し小事無に化す】の意味と使い方や例文(出典・語源由来)

大事小に化し小事無に化す

「大事小に化し小事無に化す」の意味(出典・語源由来)

意味

【ことわざ】
大事小に化し小事無に化す

【読み方】
だいじしょうにかししょうじむにかす

【意味】
想定より簡単なこと。物事を気にかけないこと。

ことわざ博士
「大事小に化し小事無に化す」ということわざは、思っているほど難しくなく、小さな問題も気にせずに進めればうまくいくことを表しているんだよ。
助手ねこ
おおー、それはなかなかおもろいことわざやな。つまり、「大きな問題も小さく分けて考えれば、小さな問題も気にせずに進めることができるんや」ってことやな。

物事を気にしすぎずに、ちょっとずつ進めていけば、思ってたよりも楽に解決できるってことやねん。

【出典】
明心宝鑑めいしんほうかん

【語源・由来】
大問題を些細な問題として、何事もなかったかのようにスルーすることから。

【スポンサーリンク】

「大事小に化し小事無に化す」の解説

カンタン!解説
解説

「大事小に化し小事無に化す」っていうことわざはね、大きな問題も小さなことに変えてしまって、小さな問題はまるで起こっていなかったかのように扱うことを指しているんだよ。

例えばね、テストで悪い点数を取ってしまった時に、「まあ、このテストはどうせ重要じゃないし、次のテストで取り返せばいいや」と思って、あまり気にしないでしまうことを表しているんだよ。

「大事小に化し小事無に化す」ということわざでは、「大事」は重要なことや大きな問題を指し、「小」は小さなことや些細な問題を意味しているんだ。そして、「化す」というのは変える、扱い方を変えるという意味なんだよ。

つまり、このことわざは、「物事を気にかけずに、大きな問題も小さな問題も、気軽に扱ってしまうこと」を教えているんだね。何か困難なことや小さなトラブルが起きた時に、それを大げさに考えずに、気楽に解決してしまおうという意味なんだよ。

「大事小に化し小事無に化す」の使い方

健太
ともこちゃん。大問題が発生しているんじゃない?
ともこ
大事小に化し小事無に化すよ。気にしない。気にしない。
健太
無かったことにしていいの?
ともこ
そんなこと気にしていたら先にすすめないわ。
【スポンサーリンク】

「大事小に化し小事無に化す」の例文

例文
  1. 心配してもしょうがないし、心配ごとの九割は起こらないという。大事小に化し小事無に化すことでポジティブシンキングで生きていく。
  2. もっと難しいかと思ったが、大事小に化し小事無に化すだった。ちょろいちょろい。
  3. 人生困難ばかりかと気構えていたが、大事小に化し小事無に化すようで、順調過ぎて怖いくらいだ。
  4. 始めた頃は、大事小に化し小事無に化す如く簡単だったので油断してしまった。どんどん難易度が上がっていった。
  5. 気にし過ぎては心を消耗する。大事小に化し小事無に化すように、気楽に肩の力を抜いて行こう。




ことわざ・慣用句のLINEスタンプ発売中♪

「ことわざ・慣用句の百科事典」で使用している、当サイトのオリジナルイラスト素材が、LINEスタンプとしてついに発売開始されました。

意味を考えながらLINEスタンプを繰り返し使うことで、楽しくことわざや慣用句を覚えることができますよ♪


error: 右クリックはできません。