「烏頭白くして馬角を生ず」の意味(語源由来・出典・類義語・英語訳)
【ことわざ】
烏頭白くして馬角を生ず
【読み方】
うとうしろくしてうまつのをしょうず
【意味】
あり得ないことのたとえ。また、あり得ないことが実現することのたとえ。
まさに「カラスの頭が白くなり、馬が角を生やす」なんて、考えただけでも不思議な光景やろ?それがこのことわざのイメージや。信じられへんことやけど、実際に起きることもある、という意味があるんやな。
中国の戦国時代に、秦の人質になっている燕の太子丹に、秦王が烏の頭が白くなり、馬に角が生えたら帰国を許すと言ったという「史記」刺客伝賛注の故事から
【出典】
「史記」
【類義語】
・烏の頭白くなるまで
・百年河清を待つ
【英語訳】
・The head of a crow is white, An horn grows in a horse.
・Although it is not possible, it may be possible.
「烏頭白くして馬角を生ず」の解説
「烏頭白くして馬角を生ず」っていう言葉はね、本当にあり得ないこと、または思ってもみないことが実際に起こることを表しているんだよ。
話の起源は、中国の昔の話で、燕の太子、名前は丹って言うんだけど、彼が敵国の奏の人質になっちゃったんだ。そのとき奏の王は、丹に「カラスの頭が白くなって、馬に角が生えたら、お前を国に帰してやるよ」と言ったんだよね。でも、それって普通に考えたら絶対に起こらない事だよね。だから、丹は国に帰れないと思って絶望してたんだ。
でも、信じられないことに、本当に白い頭のカラスと角が生えた馬が現れちゃったの。だから、奏の王は約束通りに丹を国に帰してあげられたんだよ。この話は、『史記』っていう本に書かれているんだよ。
だから、「烏頭白くして馬角を生ず」は、本当にあり得ないと思っていたことが実際に起きることを示しているんだ。だから、何事も諦めずに、夢や目標に向かって努力し続けることが大切だっていう教えが含まれているんだよね。
「烏頭白くして馬角を生ず」の使い方
「烏頭白くして馬角を生ず」の例文
- あんなに頑固で怖い印象のオヤジが、初孫に対しては赤ちゃん言葉を使っているなんて、烏頭白くして馬角を生ずな話で信じられない。
- 君が応援している好きなアイドルと付き合えるなんて妄想、烏頭白くして馬角を生ずというもので、絶対ありえないよ。
- これから僕が話す体験は、烏頭白くして馬角を生ずのような話だから、驚かずに心して聞いて欲しい。
- 近頃こんなにツイていない僕が、宝くじに高額当選するなんて、烏頭白くして馬角を生ずである。
- そんな烏頭白くして馬角を生ずのような話、誰も信用しないよ。
直訳すると、「カラスの頭が白くなって、馬が角を生やす」って意味だね。