「玉の杯底なきが如し」の意味(語源由来・出典・類義語)
【ことわざ】
玉の杯底なきが如し
【読み方】
たまのさかずきそこなきがごとし
【意味】
見かけは良いが、役に立たないこと。美しく立派だが、肝心な点が欠けていること。
「玉の杯底なきが如し」ということわざは、見た目はとても良いけれども、本質的な部分が欠けていて、結局は役に立たないものという意味を込めているんだよ。
ほんまにな。それはつまり、「見た目ばかり良くても、中身がなければ意味ない」ってことやな。
ちゃんとした杯があっても底がなければ、どんなに美しい杯でもお茶も入れられへんわけやな。見た目だけじゃなく、中身も大事なんやな、これは。
【語源由来】
立派な杯も底が無くては役に立たない意から。
【出典】
「韓非子」
【類義語】
・玉卮底なし
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「玉の杯底なきが如し」の解説
カンタン!解説
「玉の杯底なきが如し」っていうことわざは、見た目はすごく素敵だけど、大事な部分がなくて使い物にならないもの、つまり、形は良くても中身がないものを指すんだよ。
考えてみてね。美しい玉でできた杯があったとして、でもその杯が底なしで、何も入れることができなかったら、それはただの飾り物でしかないよね。見た目だけが良くても、本当に必要な機能がなければ、意味がないっていうこと。
だから、このことわざは、「見た目だけ良いけど、中身が伴っていないと意味がない」っていうことを教えているんだ。これは人間関係や物事にも当てはまるよ。例えば、人に対しても見た目やスキルだけじゃなくて、性格や行動も大切だよね。物事に対しても、形だけ良いものより、本当に役に立つものが大事だよ。
「玉の杯底なきが如し」の使い方
この辺りは素敵なアンティークの店が多いね。
アンティークって、僕からすれば玉の杯底なきが如しに思えるんだけど。
センスがない人にとってはそうよね。でも、センスがある人にと手は宝の山なのよ。
がーん。僕はセンスがないのか。
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「玉の杯底なきが如し」の例文
- 玉の杯底なきが如し品でも、メルカリに出品すると売れることがある。
- 裏漏れするのでこのヤカンは用をなさない。玉の杯底なきが如しだ。
- ここは訳あり品コーナーで、玉の杯底なきが如し商品を格安で売っている。
- 添付資料がないから、この論文は玉の杯底なきが如しだ。
- 健太くんはデザイン重視で、玉の杯底なきが如し家具ばかり買ってくる。