「一事が万事」の意味とは?(類義語・英語訳)
【慣用句】
一事が万事
【読み方】
いちじがばんじ
【意味】
一つのことがそうなら、他のことすべてについても大体同じことがいえるということ。
一般に、あまりよくない一面を見て、他の面でも同様に悪いだろうと推察する場合に用いる。
「一事が万事」ということわざは、一つの小さな出来事から全体の状況やその人の性格などを見抜くことができるという意味だよ。
つまり、一つのことを見ただけで、その人の他の全てのことも察することができるってことやな。
一つの小さな出来事や行動が、その人の他の全てに影響を与えるってことか。これは、人の性格や態度を見る時に大切なことやな。
【類義語】
・一事を以て万端を知る
・一斑を見て全豹を卜す
・一行失すれば百行共に傾く
【英語訳】
False with one can be false with two.(一つのことを偽る人は、二つのことについても偽る)
【スポンサーリンク】
「一事が万事」の語源由来・解説
由来を簡単に説明!
「一事が万事」の「一事」っていうのは「1つの事」、「万事」っていうのは「全部の事」を意味してるんだよ。だから、「一事が万事」って言うと、「1つの事から全部の事を知る」っていう意味になるんだ。
これは、古代の日本や中国の人々が、見た目で人を判断する習慣があったことから生まれた言葉だよ。たとえば、立場が上の人は、他の人に「えらい人だな」と思われるように、ちゃんとした行動をすることが大事だったんだ。
でも、これは現代でも大切な考え方だよ。たとえば、学校で一生懸命に勉強している子は、きっと他のことも一生懸命やるだろうし、逆に、授業中にふざけている子は、他のことでも真剣さが足りないかもしれないよね。だから、「一事が万事」っていう言葉は、「1つの事からその人の全体像を見る」っていう意味になるんだよ。
「一事が万事」の使い方
あいさつや返事をきちんとできない人は、一事が万事、何もできないことが多いから、今月はあいさつ強化月間にするんですって。
たしかにそうかもね。空手部もあいさつが基本って教えられているよ。
健太くんは、挨拶と返事は完璧なのに、勉強ができないわね。
・・・例外もあるってことさ。
「一事が万事」の例文
- 一事が万事、健太くんは嘘をつけない正直者だった。
- これは一例として、一事が万事、レトロなものが地位を回復していくようになると予想しています。
- 一事が万事、彼の態度は、張り詰めた弓を思わせるものだった。
- 姉妹で比べると一事が万事、姉のともこの方が育てやすかった。
- 一事が万事、健太くんは、ともこちゃんに比べると地味だった。