「奥歯に衣着せる」の意味(語源由来・類義語・英語)
【ことわざ】
奥歯に衣着せる
【読み方】
おくばにきぬきせる
【意味】
物事をはっきり言わず、どこか思わせぶりに言う。
何か言いたいことがあっても、直接言わずに遠回しに言うんやな。言葉に包みをかけて、本当の意味を隠すことを表してるんやな。うーん、深いなあ。
【語源・由来】
奥歯に衣をかぶせると、発音が不明瞭になることから。
【類義語】
・奥歯に物が挟まったよう(おくばにものがはさまったよう)
【英語】
It beats about bush without coming to the point.It says indirectly/
「奥歯に衣着せる」の解説
「奥歯に衣着せる」っていうことわざは、物事をストレートに言わずに、ちょっと遠回しだったり、なんとなくヒントを出すように言うことを表すんだよ。
「衣」はね、衣服のことを言うんだけど、この場合は「覆う」や「隠す」といった意味になるんだ。だから「奥歯に衣着せる」っていうのは、言葉を隠したり、遠回しに言う、つまり、ハッキリとは言わずにちょっと遠まわしに表現することを示しているんだ。
例えば、友達が新しい服を着ていて、それがあまり似合っていないと感じたとき、直接「それ、似合ってないよ」とは言わないけど、「その服、ちょっと大きいかもね」とか、「あの店の服、他にもいいのがあったよ」って言うような感じさ。これが「奥歯に衣着せる」っていうことわざの使い方なんだよ。
「奥歯に衣着せる」の使い方
奥歯に衣着せるような言い方はやめて欲しいわ。
「奥歯に衣着せる」の例文
- 恋人が最近将来についてどう考えているかと、奥歯に衣着せるような言い方をしながら、結婚雑誌をテーブルに置く。
- 彼の書く文章は、例え話ばかりが続いていて、奥歯に衣着せるような表現が多い。
- もし気になることがあるのなら、はっきり言ってくれ。奥歯に衣着せるような言い方をされてもわからないよ。
また、「歯に衣着せぬ」という否定形は、思ったことをずけずけ言うという意味なので、誤らないよう注意が必要。
まとめ
言いにくいことがある時に、はっきりと要件を言わずに遠回しに伝えて、なんとか気づいてもらおうとすることがあるのではないでしょうか。
しかし、奥歯に衣着せるような言い方では、伝わらないこともありますね。
勇気をもってしっかりと伝える努力をしたいものですね。
つまり、言葉を飾って真意を隠す、という意味だよ。