「親馬鹿子馬鹿」の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【ことわざ】
親馬鹿子馬鹿
【読み方】
おやばかこばか
【意味】
自分の子どもを愛し可愛がるあまり客観的に子どもを見ることができず、子どもの愚かさ加減に気づかない。また、子どもはこどもで親の行き過ぎた愛情に甘え慣れ、悪行を働くということ。
甘やかしすぎは逆効果になることもあるんやな。親子の愛情も、ほどほどにしないとええことがないんや。バランスが大事なんやろうな。
【語源・由来】
親は子を溺愛し、子は親の愛情に甘え悪さをするといった親子関係を他人の目から客観的にとらえた様子から転じてきている。
【類義語】
・親馬鹿子機嫌
・親馬鹿子畜生
・親馬鹿
・親馬鹿子機嫌
・親馬鹿子外道
・親馬鹿子畜生
・親守り子機嫌
・子故の闇
【英語訳】
・Overfond parent, child is also foolish.
・Parents are blindness at a child.
・The child is spoiled by parents.
・A parent is blind for a child.
「親馬鹿子馬鹿」の解説
「親馬鹿子馬鹿」っていうことわざはね、お父さんやお母さんが自分の子どもをとってもかわいがって、なんでもしてあげるあまりに、子どもがちょっと甘えっぱなしになって、考えなしにバカなことをしちゃうことを言うんだよ。
例えば、子どもが何か間違ったことをしても、お母さんやお父さんが「うちの子は悪くない」と言って守ってしまうことがあるんだ。そうすると、子どもは「僕や私は何をしても許される」と思って、どんどんわがままになっちゃうこともあるよ。
このことわざは、親子の間の愛情は大切だけど、甘やかしすぎると子どもが思考停止になってしまうこともあるから、ちょっと気をつけようっていうことを教えているんだ。
「親馬鹿子馬鹿」の使い方
「親馬鹿子馬鹿」の例文
- 子どもの悪事に気付きながら見て見ぬふりをする親は、典型的な親馬鹿子馬鹿である。
- 自分の子どもが可愛いのは当たり前だが、叱るときはきちんと叱らないと親馬鹿子馬鹿になってしまう。
- 周りから親馬鹿子馬鹿と噂されているが、子どもを可愛がっているだけで何がおかしいのか理解できない。
親子の間でのバランスが取れていない様子を描いているわけだ。