「埋もれ木に花が咲く」の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【ことわざ】
埋もれ木に花が咲く
【読み方】
うもれぎにはながさく
【意味】
長い間不遇だった人に、意外な幸運が訪れることのたとえ。また、長い間の下積みの苦労が認められること。
一見、見込みがなさそうな木からも、根気強く待ち続ければ花が咲くこともあるんやな。これは、持ち続けた努力や忍耐が報われる日が来ることを教えてくれる言葉やな。
朽ちて土の中に埋もれていた木に芽が出て、再び花が咲く意から。
【類義語】
・老い木に花咲く(おいきにはなさく)
・枯れ木に花(かれきにはな)
・炒り豆に花が咲く(いりまめにはながさく)
【英語訳】
意味合いが違いますが、起こりそうもないことを when pigs fly.=「ブタが飛ぶこと。=ありえないこと。」というものがあります。日本語のことわざでは運が良くて実現することを含みますので、口語なら How lucky she(he) is!=「彼女(彼)はなんて運がいいんだ。」といって、つづけて Like make dead trees bloom. といえば意味合いが通じます。
「埋もれ木に花が咲く」の解説
「埋もれ木に花が咲く」っていうことわざはね、長い間つらいことや苦しいことが続いていた人が、予想もしない幸せやラッキーなことが起こる、っていう意味だよ。
例えばね、ずっと一生懸命に頑張って勉強していてもテストの成績がなかなか上がらなかったけど、ある日突然、すごくいい点数を取れたり、ずっと探していたレアなカードが突然手に入ったりするようなことを表すんだ。
この「埋もれ木に花が咲く」っていうことわざは、どんなにつらい状況でも、ずっと頑張り続けていれば、いつかは良いことが起こるかもしれないという希望を与えてくれるんだよ。だから、頑張り続けることの大切さを教えてくれるんだね。
「埋もれ木に花が咲く」の使い方
「埋もれ木に花が咲く」の例文
- 私がいまさら学会で表彰されるとこになるとは、埋もれ木に花が咲いたといいましょうか。本当に運が良かったのだと思います。
- 埋もれ木に花が咲くといいますが、見事にあの会社は復活しましたね。これからが益々楽しみです。
- 彼が優勝するとはまったく予想もしておりませんでした。埋もれ木に花が咲いたのでしょう。後輩のためにも良い事です。
- 埋もれ木に花が咲いたようなもので、お恥ずかしいかぎりです。
まとめ
世間から忘れ去られていた人、不運が続いていた人が一躍有名になったり、幸運に恵まれたりした場合に、本人に直接「埋もれ木に花が咲いたね。」などと話しかけるのは、そうとう仲が良い場合でしょう。あまりよく知らない人に直接このことばを使うのは控えた方がよろしいかと思います。