【ことわざ】
売り言葉に買い言葉
【読み方】
うりことばにかいことば
【意味】
相手の乱暴な言葉に対して、いきがかり上、対抗して同じように応酬(おうしゅう)すること。
【英語訳】
One ill word asks another.(意地悪な言葉は、他の意地悪な言葉を招く)
すこし乱暴な言葉ですが、口語では Tit for tat.=「なぐったら、なぐりかえす(売り言葉に買い言葉)」ともいいます。
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「売り言葉に買い言葉」の使い方

上級生同士が廊下でけんかしているよ。

どうしたのかしら。

よく聞こえなかったけど、片方の上級生が何がいったら、相手の上級生も大きな声でなにかいってたよ。

売り言葉に買い言葉ね。先生呼ぼうか?
「売り言葉に買い言葉」の例文
- それをいったら売り言葉に買い言葉でけんかになります。けんかしても何の徳もありませんから、ここは別ないい方を考えましょう。
- 取引先がそういうのは、売り言葉に買い言葉でしょう。そろそろ取引先をかえましょうか、つまらないことにエネルギーを使うことはやめましょう。
- 売り言葉に買い言葉か、この戦いは厳しいものになりますよ。双方とも面子(めんつ)がありますから、簡単には引かないでしょう。
- お互いに冷静になって下さい。売り言葉に買い言葉じゃ、落としどころも探せないでしょう。
まとめ
火事と喧嘩(けんか)は江戸の花、江戸っ子は気が早いために喧嘩が多かったといいます。喧嘩するほど仲が良いなどという言葉もあります。口喧嘩(くちげんか)程度なら良いのですが、双方が傷つくような喧嘩や陰湿(いんしつ)な喧嘩はいただけませんね。喧嘩両成敗(けんかりょうせいばい)ともいいます。売り言葉がきたら、粋(いき)な買い言葉で喧嘩を避けたいですね。