「佞者は賢者に似る」の意味(対義語)
【ことわざ】
佞者は賢者に似る
【読み方】
ねいしゃはけんじゃににる
【意味】
心がよこしまな人は、上辺をとりつくろうのが上手なので、賢者と勘違いすることがあるということ。
「佞者は賢者に似る」という言葉は、心が曲がっている人が、表面上はうまく振る舞うので、本当に賢い人と間違えられることがあるという意味なんだよ。
ああ、そういうことか。つまり、外見や言動が立派でも、その人の本当の心が曲がってるかもしれんてことやな。
これは、人を見る時には、外見や言葉だけじゃなくて、本当の性格や意図を理解しようとすることの大切さを教えてくれる言葉やね。表面だけじゃなくて、本質を見る目が必要ってことやわ。
【対義語】
・大賢は愚なるが如し
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「佞者は賢者に似る」の解説
カンタン!解説
「佞者は賢者に似る」とは、心の中が悪い人でも、外から見たらすごく賢そうに見えることがあるっていうことを教えてくれているんだよ。
例えばね、クラスにいつも授業で正しい答えを言って、先生にも褒められる子がいたとするよ。でも、その子が実は他の子をいじめたり、嘘をついたりすることがあるとしたら、それは「佞者は賢者に似る」の例なんだよ。外見だけでは、その子が本当に良い子なのか、心が悪いのか、すぐには分からないんだ。
だから、このことわざは、人を見るときには、その人の行動や言葉だけでなく、本当の性格や心も大切に見ることを教えてくれるんだよ。見た目や最初の印象だけで人を判断しないことが大切なんだね。
「佞者は賢者に似る」の使い方
彼は賢くて良い人そうだね。
佞者は賢者に似るから、本当にそうなのか疑いの目で見た方が良いわよ。
人を疑うなんて、ともこちゃんこそ悪人だな。
せっかく忠告したのに…。痛い目にあっても知らないから。
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「佞者は賢者に似る」の例文
- ずる賢い人は世の中にたくさんいて、佞者は賢者に似るから騙されないように気を引き締めて生きていないといけない。
- 佞者は賢者に似るというが、しっかり者だと思ったのは僕の勘違いだったようだ。
- 人の本質を見抜くのは難しいし、佞者は賢者に似るというから人事は難しい。
- 先生に信頼されている優等生がいじめっ子だったりするように、佞者は賢者に似るんだ。
- 人は見かけによらぬものというし、佞者は賢者に似るから表面的に判断すると「あれ?」ということになる。