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【猫の目】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語・英語訳)

猫の目

「猫の目」の意味(語源由来・類義語・英語訳)

意味
【ことわざ】
猫の目

「猫の眼」とも書く。

【読み方】
ねこのめ

【意味】
物事がよく変わること。物事の移り変わりが激しいことのたとえ。

ことわざ博士
「猫の目」という表現はね、猫の瞳が明るさによって形を変えることから来ているんだ。

これは、物事がとても変わりやすい、つまり状況がコロコロと変わることを意味しているんだよ。

助手ねこ
ほな、それは「状況がぐるぐる変わること」を指す言葉やな。猫の目みたいに、明るさでぱっと形が変わるように、世の中のことも予想がつかへんぐらい変化するってことか。安定せずに、いつも変わり続けるってことやね。

そやから、いつ何が起こるかわからんから準備しとかなアカンってことを、教えてくれてるんやな。

【語源・由来】
猫の目は、明るさによって丸くなったり細くなったり、形や大きさが激しく変わることから。

【類義語】
・猫の目のように変わる(ねこのめのようにかわる)
・女の心は猫の目

【英語訳】
A woman’s mind and winter wind change often.

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「猫の目」の解説

カンタン!解説
解説

「猫の目」という表現は、猫の瞳孔が光の強さに応じて大きくなったり小さくなったりする特性から来ているんだ。この特性は、猫が暗い場所でもよく見えるように、また明るい場所での眩しさを避けるための進化の結果だね。この言葉は、そのように猫の目が環境の変化に敏感に反応する様子をもとにして、物事や状況が非常に変化しやすいことを表すたとえとして使われるよ。

例えば、市場の状況や人の心情、政治的な風向きなど、予測が難しく、容易に変わりうる状況を「猫の目のようだ」と形容することがあるんだ。この比喩は、変化に対する柔軟性や適応性の重要性を示唆しており、予測不可能な事態に臨機応変に対応する能力の価値を強調しているよ。

「猫の目」の表現は、変化の速さや不確実性を直感的に理解するのに役立つ言葉で、変わりやすい事象や心境を象徴的に表現するのに適しているんだ。また、このたとえは、状況の変化に敏感であることや、変化に応じて適切に対応できる柔軟性を持つことの大切さを思い出させてくれる言葉なんだよ。

「猫の目」の使い方

ともこ
私のクラスの先生のいう事は、猫の目のように変わるから、帰るときに、最終確認をしないといけないのよ。面倒くさいわ。
健太
ああ、それは面倒だね。それで、生徒が忘れ物をすると、言ったじゃないかって怒るんでしょう?
ともこ
そうなのよ。厄介な先生だわ。
健太
僕のクラスの先生は、しっかりした先生で良かったよー。
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「猫の目」の例文

例文
  1. このところの政局は猫の目のような有様で、一年で六人も首相が変わった。
  2. あの人の言うことは、猫の目のように変わるから注意しないといけないよ。
  3. 課長が言う事は、猫の目のように変わるので、振り回される私たち部下はたまったものじゃない。
  4. 私の母は、猫の目のように機嫌が変わるから、家にいても安らげない。
  5. 為替の相場は、猫の目のように変動するから、ハイリスクハイリターンで恐ろしいものだよ。

まとめ

猫の目は、暗がりでは、できるだけたくさんの光を取り入れるために瞳孔が広がり、明るいところでは、光が入り過ぎないように瞳孔が細くなるようにできている。また、縦に細くなるのは草の間から獲物を見るためだといわれている。猫は暗いところでもよく見ることができるのは、わずかな光をできるだけとりいれようと、瞳孔をめいっぱい開くことも関係しているが、瞳孔が開くのは、暗いときだけとはかぎらず、びっくりしたりこわいと思うと、それをよく見ようとして、明るいところでも瞳孔がまんまるに開く。反対に攻撃しようと強気な姿勢のときは、瞳孔が細くなる。猫の瞳孔の大きさは、猫の気持ちのあらわれでもある。猫ちゃんの豆知識でした。


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