【ことわざ】
猫の目
「猫の眼」とも書く。
【読み方】
ねこのめ
【意味】
物事がよく変わること。物事の移り変わりが激しいことのたとえ。
【語源・由来】
猫の目は、明るさによって丸くなったり細くなったり、形や大きさが激しく変わることから。
【類義語】
・猫の目のように変わる(ねこのめのようにかわる)
・女の心は猫の目
【英語訳】
A woman’s mind and winter wind change often.
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「猫の目」の使い方
私のクラスの先生のいう事は、猫の目のように変わるから、帰るときに、最終確認をしないといけないのよ。面倒くさいわ。
ああ、それは面倒だね。それで、生徒が忘れ物をすると、言ったじゃないかって怒るんでしょう?
そうなのよ。厄介な先生だわ。
僕のクラスの先生は、しっかりした先生で良かったよー。
「猫の目」の例文
- このところの政局は猫の目のような有様で、一年で六人も首相が変わった。
- あの人の言うことは、猫の目のように変わるから注意しないといけないよ。
- 課長が言う事は、猫の目のように変わるので、振り回される私たち部下はたまったものじゃない。
- 私の母は、猫の目のように機嫌が変わるから、家にいても安らげない。
- 為替の相場は、猫の目のように変動するから、ハイリスクハイリターンで恐ろしいものだよ。
まとめ
猫の目は、暗がりでは、できるだけたくさんの光を取り入れるために瞳孔が広がり、明るいところでは、光が入り過ぎないように瞳孔が細くなるようにできている。また、縦に細くなるのは草の間から獲物を見るためだといわれている。猫は暗いところでもよく見ることができるのは、わずかな光をできるだけとりいれようと、瞳孔をめいっぱい開くことも関係しているが、瞳孔が開くのは、暗いときだけとはかぎらず、びっくりしたりこわいと思うと、それをよく見ようとして、明るいところでも瞳孔がまんまるに開く。反対に攻撃しようと強気な姿勢のときは、瞳孔が細くなる。猫の瞳孔の大きさは、猫の気持ちのあらわれでもある。猫ちゃんの豆知識でした。