「火で火は消えぬ」の意味(対義語)
【ことわざ】
火で火は消えぬ
【読み方】
ひでひはきえぬ
【意味】
火を火で消そうとしても消せないように、力に力で対抗しても、争いが激化するばかりで治まらないということ。
なるほどなぁ、火には水やな、ってことやな。力と力でぶつかっても、結局は何も解決せえへんってことや。ケンカしても、もっとケンカが大きくなるだけやからな。
ちゃんと、頭を使って、力以外の方法で問題を解決することが大事ってわけや。やっぱり、頭脳戦が一番やな!
【対義語】
・火は火で治まる
・毒を以て毒を制す
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「火で火は消えぬ」の解説
カンタン!解説
「火で火は消えぬ」っていうことわざは、一見すると不思議に思えるかもしれないけど、こんな意味があるんだよ。「火事を消そうと思って、また別の火を使ったら、火がさらに大きくなってしまうよね。それと同じで、何か問題を解決しようと思って、同じ方法や力で対抗しても、問題が解決するどころか、さらに大きな問題を引き起こしてしまうことがあるよ」ということを教えてくれているんだ。
例えばね、二人の友達がけんかをしているとするよ。そのけんかを止めようと思って、別の友達が強い言葉で怒鳴り込んだら、けんかがさらに悪化してしまうかもしれないよね。それと同じで、「力には力で」という方法では、うまくいかないことが多いんだ。
だから、「火で火は消えぬ」ということわざは、問題を解決するためには、同じ方法ではなく、別の賢い方法を考えるべきだと教えてくれているんだよ。力で対抗するのではなく、話し合いで解決を図るとか、冷静になってからもう一度考え直すとか、そういう方法の方がずっといい結果をもたらすんだね。
「火で火は消えぬ」の使い方
最近チームメンバーとの意見の衝突が多いんだ。力で押し通そうと思ってるんだけど、どう思う?
火で火は消えぬって知ってる?力に力で対抗しても、問題は解決しないどころか、さらに大きな問題を引き起こすことがあるよ。
力で解決しようとすると、事態はさらに悪化する可能性があるんだね。
相手の立場を尊重する方法でアプローチしたほうが、平和的解決が望めるわよ。
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「火で火は消えぬ」の例文
- 政府は暴力による抗議行動に対して更なる警察力を投入したが、その結果が更なる暴力を呼び込むことになり、まさに火で火は消えぬの状況となった。
- 会社内の競争を促進するため、上司はチーム間の競争を激化させた。しかし、これが逆に社員同士の不和を生み、生産性の低下を招き火で火は消えぬとなった。
- 対立する二国間で、一方が境界線での軍事演習を行うと、もう一方も同じように対応し、緊張が高まるばかりで火で火は消えぬという言葉がふさわしい状況だった。
- ネット上で誹謗中傷に対して同じ方法で反撃しても、結局は双方が傷つくだけで解決には至らなず、火で火は消えぬという教訓を示している。
- ある学校でいじめ問題に対処するため、厳しいルールと罰則を設けたが、それが逆に生徒間の不信感を増大させ、いじめを根絶するどころか悪化させた。このケースも火で火は消えぬということわざの実例と言えるだろう。
つまり、力には力でなく、他の方法で対応すべきだということを示しているんだよ。