【ことわざ】
人は見かけによらぬもの
「人は見かけによらない」という場合もある。
【読み方】
ひとはみかけによらぬもの
【意味】
人の本当の性格や能力は、見た目の印象や外見では判断できないことのたとえ。
外見と中身は違うことが多いということのたとえ。
【語源・由来】
「見かけ」とは、外側から見た印象のこと。
外側から見ただけでは、中身はわからないということが由来。
【類義語】
・あの声で蜥蜴食らうか時鳥(あのこえでとかげくらうかほととぎす)
・馬には乗ってみよ人には添うてみよ(うまにはのってみよひとにはそうてみよ)
・人は知れぬもの(ひとはしれぬもの)
・測りがたきは人心(はかりがたきはひとごころ)
【英語】
Appearances are deceitful.(外見は当てにならない)
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「人は見かけによらぬもの」の使い方
健太くん、昨日の試合は見てくれた?
すごいよ、ともこちゃん。相撲大会で優勝するなんて!
練習のかいがあったわ。
そんなに細いのに、あんなに力が強いなんて、人は見かけによらぬものだね。
「人は見かけによらぬもの」の例文
- いつもぼんやりしているけれど、カメラが回った瞬間にあんな演技ができるなんて、人は見かけによらぬものだね。
- 人は見かけによらぬものというけれど、あんなに大きな体をしているのに、小さな虫に悲鳴をあげるなんて驚いた。
- 華奢で背も低い彼女が、空手の有段者で大会でもいつも優勝しているなんて、人は見かけによらぬものだね。
- 人は見かけによらぬものだけれど、彼女があれほどの量のご飯をペロリと平らげるなんて思わなかったよ。
- 無口で眉間にしわを寄せている彼が、子供好きだったとは人は見かけによらぬものだ。
「人は見た目によらぬもの」と使うのは誤り。
まとめ
体の大きな人は丈夫そうで力も強そうで、体の小さな人は弱いように思うことがあるのではないでしょうか。
しかし、人は見かけによらぬものというように、外見で判断できないことも多いのではないでしょうか。
外見で相手を決めつけずに、内面をしっかり見ることも必要ですね。