「逃げるが勝ち」の意味(類義語・英語訳)
【ことわざ】
逃げるが勝ち
【読み方】
にげるがかち
【意味】
無駄な戦いはしないで逃げるほうが、結局は得だということ。
無理に闘うよりも、場合によっちゃさっさと逃げ出して、エネルギーを別の有意義なことに使う方がええってことやな。勇気とは時に退くことも含むんやな。
【類義語】
・逃ぐるをば剛の者
・負けるが勝ち
・三十六計逃げるに如かず
・逃げるが一の手
【英語訳】
・Discretion is the greater part of valor.
・He that fights and runs away may live to fight another day.
「逃げるが勝ち」の解説
「逃げるが勝ち」っていう言葉は、戦うことが必ずしも最善の選択肢ではないということを教えているんだ。
これは特に、戦うことで得るものが何もない場合や、戦ったとしても勝てる見込みが全くない場合に当てはまるんだよ。そういう時には、戦わずに逃げることが、実は一番賢い選択肢なのかもしれないんだ。
例えばね、学校でクラスメイトがけんかを始めたとするね。でもそのけんかに参加しても、何もいいことはない。誰かが怪我をするかもしれないし、先生に怒られるかもしれないし、結果的には誰もハッピーにならないんだ。
そんな時には、「逃げるが勝ち」を思い出して、けんかに参加するのを避けることが、最終的には一番自分にとっていい結果をもたらす選択になるんだよ。
「逃げるが勝ち」の使い方
「逃げるが勝ち」の例文
- 逃げるが勝ちとはよく言ったものです。人生には、勝負したり面倒なことにかかわったりするよりは、逃げたほうが得なことだってあるのですから。
- 君は、いつでもそうやってのらりくらりとかわそうとするんだな!逃げるが勝ちと考えているのかもしれないが、今度ばかりはそうは行かないぞ。
- 妹が殴りかかってきたけれど、相手をすると兄の僕が怒られるので、負けたふりをした。逃げるが勝ちだ。
- 逃げるが勝ちとはいうものの、ここでわたしたちが踏ん張らなければ、将来この計画を達成することは、不可能になってしまうでしょう。
- 彼女はとにかく要領が良いのです。面倒なことが起こるやいなや、逃げるが勝ちとばかりに姿を消して、最後にはしれっとあの地位に就いていたのです。
【注意!】間違った例文
❌「明日は大事な試験だけど、全然勉強していないから休もう。逃げるが勝ちだ。」