「浩然の気」の意味(語源由来・出典・英語訳)
【慣用句】
浩然の気
【読み方】
こうぜんのき
【意味】
天地に満ちる、きわめて大きく強い気。また、人の心に宿る、公明正大で何ものにも屈しない大らかな精神。
転じて、物事にとらわれない伸びやかな心持ち。


人生、狭い心で生きるより、この「浩然の気」を胸に、広く深く生きるのがええんだろうニャ。
【語源・由来】
本来は、正しいことを行い道義心を身につけることによって、五体に気力がみなぎることをいう。「浩」は、水が豊かな様子のこと。
【出典】
『孟子』「公孫丑上」
【英語訳】
a noble and expansive spirit
「浩然の気」の解説
「浩然の気」は、『孟子』「公孫丑上」で孟子が「我は善く吾が浩然の気を養う」と述べたことに由来する言葉なんだ。孟子は、それを正しく養えば天地の間に満ちるほど大きく強い気として説明しているよ。
でも、ただの力だけじゃなくて、この言葉は「物事に困ったり、くよくよ悩んだりせずに、広い心で物事を受け入れる」っていう感じのおおらかな心の持ち方も意味しているんだよ。
本来は道義にかなう行いによって養われる公明正大な精神をいう言葉で、日本語では転じて、物事にとらわれない伸びやかな心持ちを表す場合もあるんだ。
「浩然の気」の使い方




「浩然の気」の例文
- 彼は利害に左右されず正しいと信じる道を貫き、浩然の気を養おうと努めた。
- 困難に直面しても私心にとらわれず、公明正大に振る舞う彼には、浩然の気が感じられる。
- 孟子は、義にかなう行いを積み重ねることで浩然の気を養うと説いた。
- 目先の損得に動じず堂々と判断する姿には、浩然の気が表れていた。
- 正義を重んじ、何ものにも屈しない精神を培うことを、浩然の気を養うという。
「浩然の気」の文学作品などの用例
私は禁酒をしようと思っている。このごろの酒は、ひどく人間を卑屈にするようである。昔は、これに依って所謂浩然の気を養ったものだそうであるが、今は、ただ精神をあさはかにするばかりである。(太宰治の禁酒の心より)
まとめ
日常の生活は勉強や仕事はもちろんですが、家事や育児に追われていることがあるのではないでしょうか。
いろいろなことに追われてしまうと、心にゆとりが持てなくなることがありますね。
時には、浩然の気を養うことでおおらかでゆったりとした気持ちになることも必要ですね。




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これは、物事にこだわらず、広くおおらかな心持ちを持つことを意味しているんだ。