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【棒に振る】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語・英語訳)

棒に振る

【ことわざ】
棒に振る

【読み方】
ぼうにふる

【意味】
それまでしてきた努力や苦労を、無駄にしてしまうことのたとえ。

【語源・由来】
魚や青物を、天秤棒にかついで売り歩くことを「棒手振り(ぼてふり)」と言っていた。
棒手振りをして、売り払って全て無くなるのという意味。
また、棒手振りはすべてを売り払ってしまっても、それほど利益が上がらなかったことから、その様子にたとえたともいわれている。
「棒に」の「に」は、手段をあらわしている、格助詞。

【類義語】
・水の泡(みずのあわ)

【英語訳】
The result of efforts becomes useless. It wastes.

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「棒に振る」の使い方

ともこ
健太くん、いくら頭にきたからといって、そんなことをしてしまってはいけないわ。
健太
だって、卑怯じゃないか。正々堂々と勝負するといったのに、先にごまかしたのは相手のほうだよ。
ともこ
だけどここでケンカをしてしまっては、次の試合に出場できなくなってしまうでしょ。
健太
そうだね、今まで練習してきたことを、棒に振るのは嫌だな。

「棒に振る」の例文

  1. 成績優秀だったにも関わらず、彼は暴力事件を起こしたことで、人生を棒に振ることになってしまうかもしれない。
  2. 順調に昇進を続けていたけれど、些細なミスから部長のポストを棒に振ってしまった。
  3. このくらいバレないからといって、万引きしたことで人生を棒に振ることになってしまった。
  4. 真面目に働いていた彼女が、まさか収賄に関わっていたなんて驚いた。このことで、彼女は今までの仕事を棒に振ることになった。

まとめ

棒に振るというように、今まで積み重ねてきた努力や苦労を失ってしまっては、とても残念なことになってしまうのではないでしょうか。
そのようなことにならないように、気をつけたいものですね。





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