「網の目に風たまらず」の意味(語源由来・類義語・対義語)
【ことわざ】
網の目に風たまらず
「網の目に風とまらず」ともいう。
【読み方】
あみのめにかぜたまらず
【意味】
無駄であること。
「たまらず」は、とまらない。
「網の目に風たまらず」という表現は、どんなに網を張っても風を防ぐことはできないという意味だよ。これは無駄な行為や努力を象徴しているんだ。
つまり「無駄なこと」ってことやな。風を止めるために網を張っても、そら風は網の目を通り抜けてしまうんやな。
これは、どんなにがんばっても無駄なことってあるってことを教えてくれるんやな。ちゃんと考えて、無駄なことはやらへん方がええってことやね。
【語源・由来】
網で風を防ごうにも吹き抜けてしまう意から、
【類義語】
・籠で水汲む
・笊に水を入れる
【対義語】
・網の目に風とまる
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「網の目に風たまらず」の解説
カンタン!解説
「網の目に風たまらず」っていうことわざはね、どうにもならない、無駄な行為を表しているんだよ。
例えばね、風を止めようとして網を張っても、その網の目から風はすり抜けてしまうよね。だから、これは、どんなに努力しても無駄なこと、結果が出ないことを表しているんだ。
たとえば、「網の目に風たまらず」と言われるような行為は、結果が出ないのが明らかなのに、それでもやり続けることだよ。それが無駄な行為であることを、このことわざは教えてくれるんだね。
「網の目に風たまらず」の使い方
台風の目に向かって団扇を仰いでも網の目に風たまらずよ。
台風の進路が変わらないかな?
日本中の人が同時にやっても網の目に風たまらずね。
自然の力の前では、人間は無力だな。
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「網の目に風たまらず」の例文
- 聞く耳を持たない彼に何を言っても網の目に風たまらずだ。
- 節約しても、どんどん物価が上がるから網の目に風たまらず。給料アップを図るしかない。
- 外国の人に日本語で注意書きしても網の目に風たまらずだ。読めないから理解できない。
- 警察官が巡回しても、窃盗事件は後を絶たず網の目に風たまらずだった。
- 首相を変えても網の目に風たまらずだ。この国は変わらない。