「新たに沐する者は必ず冠を弾く」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
新たに沐する者は必ず冠を弾く
【読み方】
あらたにもくするものはかならずかんむりをはじく
【意味】
清廉潔白な人は、自分の身が穢れないよう俗世間とのかかわりを避ける。
これは、髪を洗ったばかりの人が冠をかぶる前にちりを払うっていう様子からきてるんや。このことわざから、きれいな人ほど、自分が汚れるのを避けて、自分自身の純粋さを守るために、悪い行為を避けることがわかるんやな。
【語源由来】
髪を洗ったばかりの人は、ほこりがつくのを恐れて冠を弾いて塵を払い落すことから。冠を弾くとは。冠のちりを落として清潔にすること。
【出典】
「楚辞」
「新たに沐する者は必ず冠を弾く」の解説
「新たに沐する者は必ず冠を弾く」っていう表現はね、髪を洗ったばかりの人が、ちりを払ってから帽子をかぶるように、とても清潔で正直な人ほど、何か汚れたものや悪いことから遠ざかるという意味なんだよ。
例えば、新しい白いTシャツを着たときには、泥だらけの場所を避けるように、とても清潔で純粋な人は、不正や悪から遠ざかることを想像してみてね。それがこの表現の意味なんだ。
「新たに沐する者」っていうのは、髪を新たに洗った人のことを指していて、「冠を弾く」はちりを払ってから帽子をかぶるっていう意味だよ。
だから、「新たに沐する者は必ず冠を弾く」っていうのは、「清潔で正直な人ほど、汚れたものや悪から遠ざかる」っていう意味になるんだね。それは、私たちが自分自身を清潔に保ち、正直に行動することの大切さを教えてくれるんだよ。
「新たに沐する者は必ず冠を弾く」の使い方
「新たに沐する者は必ず冠を弾く」の例文
- 清らかな彼が不良グループと関わりを持つわけがない。新たに沐する者は必ず冠を弾くというからね。
- 正しい人間は新たに沐する者は必ず冠を弾くというが、常に正しくあろうと努力する。
- 新たに沐する者は必ず冠を弾くという気持ちで、悪に染まらないようにする。
- 清らかさを保つには新たに沐する者は必ず冠を弾くように、世俗と距離を置くことが一番だからとスマホ断ちをする。
- 新たに沐する者は必ず冠を弾くというが、正義を貫く人は不正を寄せつけない。