「朶雲」の意味(出典・故事)
【ことわざ】
朶雲
【読み方】
だうん
【意味】
お手紙。
「朶雲」は、垂れ下がった五色の雲。
「朶雲」は、尊敬の意を込めて、他人から受け取った手紙を表現するための言葉なんだよ。
ええやん、それはつまり、他人からもらった手紙を敬うためのお行儀の良い表現やな。
相手を思いやる気持ちが大事やねんてな。
【出典】
「新唐書」
【故事】
中国唐の韋陟(いちょく)は、手紙はいつも五色の書簡箋を用い、本文は侍妾に書かせ、署名は自分で行い、その署名を「五条雲の如し(五色のたれ下がった雲のようだ)」と言ったという故事から。
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「朶雲」の解説
カンタン!解説
「朶雲」っていう言葉は、他人の手紙を敬うために使う表現なんだよ。昔の中国の時代、唐の時代に活躍した韋陟(いちょく)っていう人の署名が、たれ下がった雲のように見えたから、そう呼ばれるようになったんだ。
この話は、「新唐書‐韋陟伝」っていう本に書かれているんだ。「新唐書」は唐の時代の歴史を詳しく記録した書物で、「韋陟伝」はその中の一部で、韋陟のことが書かれている部分だよ。
だから、「朶雲」っていうのは、手紙を送る相手を尊敬して、その手紙を表現する言葉として使われるんだよ。この表現の由来は、韋陟の署名がたれ下がった雲のようだったというエピソードから来ているんだね。
「朶雲」の使い方
先生から朶雲を頂いたよ。
なんて書いてあったの?
暑中見舞いの挨拶と、夏休みの宿題の進捗状況を心配していたよ。
今年からは、先生に心配をかけるようなことをしちゃだめよ。
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「朶雲」の例文
- 人からもらった朶雲は、どのタイミングで処分すればよいか迷う。
- 偉い人から朶雲をもらうとありがたく思うしうれしい。
- メールが普及し、朶雲を頂戴することが減った。
- 先日のお中元の感謝の気持ちをしたためた朶雲が届いた。
- 丁寧な朶雲に返事を書くのは、とても緊張する。