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【鴛鴦の契り】の意味と使い方や例文(出典・故事・類義語・英語訳)

鴛鴦の契り

「鴛鴦の契り」の意味(出典・故事・類義語・英語訳)

意味【ことわざ】
鴛鴦の契り

「鴛鴦の偶」ともいう。

【読み方】
えんおうのちぎり

【意味】
永久に仲よく連れ添うという夫婦の約束。夫婦仲のむつまじいことのたとえ。また、夫婦のきずなのきわめて固いこと。

鴛鴦はおしどりで、雄を鴛、雌を鴦と呼ぶ。そのため、夫婦者に限って使うことば。
ことわざ博士
「鴛鴦の契り」ということわざは、夫婦がとても仲良く、深い絆で結ばれていることを表しているんだよ。
助手ねこ
そうか、それは「夫婦の絆が深い」ってことやな。鴛鴦っていう鳥は、一度パートナーを見つけると一生その相手と一緒にいるんやて。

それを見習って、夫婦も結婚したらずっと一緒にいて、仲良く生きていくってことを教えてくれてるんやな。

【出典】
『唐詩選(唐代の漢詩選集)・蘆照隣』より。

【故事】
韓憑夫妻がが死んだときに、それぞれの墓場に木が生えて、絡まりあった枝に一つがいの鴛鴦がきて巣をつくり、朝晩鳴く声がひとびとを感じさせたという故事。

相思ということばも、この故事からきたとされる。

【類義語】
・鴛鴦の瓦冷ややかにして霜華重し
・天に在らば比翼の鳥、地に在らば連理の枝

【英語訳】
・Vow eternal love.

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「鴛鴦の契り」の解説

カンタン!解説
解説

「鴛鴦の契り」っていうことわざはね、すごく仲良しの夫婦を表すように使われるんだ。鴛鴦っていうのは、オシドリのことで、「鴛」がオス、「鴦」がメスを表しているんだよ。オシドリ夫婦はとっても仲がいいと言われているけど、実際のオシドリは毎年パートナーを変えるんだよ。

このことわざの由来は、中国戦国時代の話に関係があるんだ。ある王が臣下の妻を奪った時、その臣下は悲しみのあまり自殺してしまったんだ。妻もまた自殺してしまったよ。そしたら、王がわざと二人の墓を離れた場所に作ったんだけど、一晩で同じ木が両方の墓から生え、10日もしないうちにその木の枝と根が絡み合って、オスとメスのオシドリがその木に住みついて、悲しそうに鳴いていたんだって。

だから、「鴛鴦の契り」っていう言葉は、離れても心は一つ、永遠に結ばれている夫婦を表すんだよ。それが「鴛鴦の契り」っていうことわざの意味なんだね。

「鴛鴦の契り」の使い方

健太
ともこちゃん、おめかししてこんな早い時間から、どこへかへお出かけするの?
ともこ
家族みんなで、いとこのお姉さんの結婚式へ行くのよ。
健太
ともこちゃんお話にしょっちゅう出てきてる、あの優しくって楽しいお姉さんが結婚するの?
ともこ
そうよ!結婚するお相手のかたもすっごく素敵なひとなんですって。
お姉さんたら、「鴛鴦の契りを結ぶのよ。」だなんて言って、わたしたちをびっくりさせたのよ。
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「鴛鴦の契り」の例文

例文
  1. わたしの祖父母は本当に仲が良く、まさに鴛鴦の契りということばがピッタリの夫婦だったようです。
  2. この会社が起動に乗るまで、われわれ二人の行動はまさに二人三脚で、取引先の社長には「まるで鴛鴦の契りだ!」などと、馬鹿にされたり呆れられたりしたこともある程でした。
    もちろん今では仕事を信頼して任せることができる社員も増えて、お互いにやっとそれぞれの分野で集中できる生活になりました。
  3. 両家は争い合う敵どうし。若い2人はほんの子供で、世間知らずで物事をわかっていない。
    周りの人間からはそう見えていても、ロミオとジュリエットの恋は、鴛鴦の契りと呼ぶにふさわしいものになるはずだったのだ。




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