「花が見たくば吉野へござれ」の意味(語源由来)
【ことわざ】
花が見たくば吉野へござれ
【読み方】
はながみたくばよしのへござれ
【意味】
本場へ行き本物に触れることが、一番大事だということ。
「吉野」は、奈良県吉野地方のこと。桜の名所。
ああ、それはええたとえやな。吉野の桜が綺麗なのは有名やもんな。何かを本気で味わいたい、学びたい、体験したいってなったときは、その本場に足を運んでみるのが一番やってことやな。
そこで感じる空気や景色、文化は、他のどこでも味わえへん特別なものがあるやろうし。何事も、その源泉に近づくことで、より深く理解できるんやろな。花が見たいなら吉野へ、って、どんなことにも言える真理やな。
【語源由来】
桜の花が見たければ、桜の本場の吉野においでなさいという意から。
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「花が見たくば吉野へござれ」の解説
カンタン!解説
「花が見たくば吉野へござれ」という言葉は、日本の奈良県にある吉野山が、春になると桜が咲き乱れることで有名な場所であることから来ているんだ。吉野は古来から桜の名所として知られており、桜の美しさを堪能するにはこの場所へ行くのが最適だとされている。
この表現は、「何事も本場で体験することが大切である」という意味を含んでいるよ。つまり、特定のものや体験を求めるなら、その最も著名で質の高いものが得られる場所へ直接行くべきだということを教えているんだ。
例えば、美味しい寿司を食べたいなら、その技術が集積している日本へ行くべきだとか、オペラを楽しみたいならオペラ発祥の地や有名なオペラハウスへ行くべき、などと同じような考え方だね。この言葉は、最高の体験や最良のものを求める際には、その分野や項目の最も評価が高い場所や環境を選ぶべきだという智恵を伝えているんだ。
「花が見たくば吉野へござれ」の使い方
最近、インターネットでなんでも調べたり見られるから、観光地に行った気分にになれるよね。
花が見たくば吉野へござれというじゃない。やっぱり足を運んで自分の目で見るのとでは大きな違いがあるわよ。
五感で感じるとまた違うのかな。
きっと天と地ほどの差があるわよ。
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「花が見たくば吉野へござれ」の例文
- 日本にも中華街があるけど、花が見たくば吉野へござれというし、本場中国に行かないと分からないことは多い。
- 近所でも桜の名所はあるが、面倒でも吉野に来てよかった。花が見たくば吉野へござれとはよくいったものだ。
- 味を想像することができても、花が見たくば吉野へござれというように実際に食べると想像とはずれがある。
- 国内留学でも語学力は磨けるが、花が見たくば吉野へござれ。やっぱり海外に行くべきだ。
- Youtubeを見て独学で学べることは多いが、花が見たくば吉野へござれというように、その道のプロに直に教わることにはかなわない。
これは、物事の本質や最高の体験を求めるならば、その分野や対象の最も著名な場所や本場へ行くべきだという教訓を示しているんだ。