「針とる者車をとる」の意味(語源由来)
【ことわざ】
針とる者車をとる
【読み方】
はりとるものくるまをとる
【意味】
小さな悪行だからと見のがすと、いつか大きな悪行をするようになる。


悪いことは最初のうちにちゃんと叱って、おさえとかなあかんね。小さいことからコツコツと正しいことをする、それが大事ってことやな。
針を盗むという小さな悪事に味をしめたものは、車を盗んでも平気でいるようになるということから。
「針とる者車をとる」の解説
「針とる者車をとる」っていうことわざはね、最初は小さな悪いことをする人も、そのまま放っておくと、だんだんもっと大きな悪いことをするようになるって意味なんだよ。
たとえばね、最初は小さな針を盗んだ人が、誰も注意しないで見て見ぬふりをすると、その人はもっと大きな物、例えば車を盗むようになるかもしれないんだ。これはね、ちょっとした悪いことでも、それをそのままにしておかないで、ちゃんと注意しないと、もっとひどいことになるかもしれないって教えてくれているんだよ。
だから、このことわざは、「小さい悪事も見逃さないで、きちんと戒めることが大事だよ」ということを教えてくれているんだね。小さいことでも、悪いことは悪いんだから、ちゃんと直すことが大切だっていう教えなんだよ。
「針とる者車をとる」の使い方




「針とる者車をとる」の例文
- 針とる者車をとるから、軽微な車の違反も許さない。それが結局、事故を減らすことにつながる。
- 子どものいたずらだからと見て見ぬふりをしていたが、針とる者車をとるように極悪人に育った。
- 最初は他の論文から一文だけの盗用だったが、針とる者車をとるみたいに、研究データごと人の物を盗用するようになった。
- 針とる者車をとるので、ホテル内の備品の持ち去りは厳しく罰する。
- 花盗人は風流のうちというし、一本くらいなら花を盗まれてもしょうがないと思って目をつむっていたが、針とる者車をとるように植木鉢ごと盗まれた。
























最初は小さなことでも、それを許してしまうと、だんだんとひどいことをしても平気になってしまうんだね。