【ことわざ】
蛇に足無し魚に耳無し
【読み方】
へびにあしなしうおにみみなし
【意味】
それぞれの動物の特徴をいった言葉。
当たり前だということ。
【語源・由来】
蛇は足がなくても、這って進むことができる。また、魚は耳がなくても感じることができるということから。
「淮南子(えなんじ)」説林訓
「蛇は足無くして歩き、蝉は口無くして鳴き、魚は耳無くして聞く」ともいう。
【類義語】
−
【対義語】
–
【英語訳】
The feature of each animal.
「淮南子(えなんじ)」とは、前漢(ぜんかん)の武帝の頃に淮南王劉安が学者を集めて編纂させた思想書のこと。
日本へはかなり古い時代に入ったため、漢音の「わいなんし」ではなく、呉音で「えなんじ」と読むとされている。
「淮南鴻烈(わいなんこうれつ)」ともいう。
劉安・蘇非・李尚・伍被らが著作したとされている。
日本へはかなり古い時代に入ったため、漢音の「わいなんし」ではなく、呉音で「えなんじ」と読むとされている。
「淮南鴻烈(わいなんこうれつ)」ともいう。
劉安・蘇非・李尚・伍被らが著作したとされている。
「蛇に足無し魚に耳無し」の使い方

どうして、毎日早起きをして学校へ行かなければならないのかなぁ。

それは、私たちには学ばなければならないことが、たくさんあるからよ。

勉強をたくさんしたら、賢い大人になれるのかなぁ。

蛇に足無し魚に耳無しよ。そんなこと、聞かなくてもわかるでしょう。
「蛇に足無し魚に耳無し」の例文
- 夜が終われば、また朝が来るのかと聞かれた。そんなことは、蛇に足無し魚に耳無しだろう。
- 幼い弟には、目に映るものすべてが不思議なのかもしれないが、ぼくには蛇に足無し魚に耳無しということばかりだ。
- それほど珍しいものではないだろう。この地域では、蛇に足無し魚に耳無しというような方法だよ。
まとめ
蛇に足はなく、魚に耳もありませんね。しかし、それを補うような能力を持っていますね。
蛇に足無し魚に耳無しというように、それぞれの特徴を並べて、誰もが知っているということから、当たり前という意味で使う言葉とは、とてもおもしろいですね。