「下手の長談義」の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【ことわざ】
下手の長談義
【読み方】
へたのながだんぎ
【意味】
話の下手な人ほど、だらだらと長話をするという事。
また、話の下手な人ほど、興味のない話を長々として相手をうんざりさせるという事。
効率のいい話し方を心がけた方がええんやろな。
【語源・由来】
「長談義」は仏法における長い説法のことで、転じて、長いだけでまとまりのない話という事から。
【類義語】
・長口上は欠伸の種
【英語訳】
・Brevity is the soul of wit.
・Many speak much who cannnot speak well.
また「下手な長談義」というのは誤りなので注意が必要です。
『上方いろはかるた』『尾張いろはかるた』の「へ」の札に描かれています。
「下手の長談義」の解説
「下手の長談義」という表現は、話が下手な人が長々と話し続けることを指す言葉だよ。この言葉には、話術が未熟な人が話の内容を的確に伝えられずに、余計なことをたくさん言ってしまうという意味が含まれているんだ。
このことわざは、話が下手な人ほど、ポイントを絞り込むのが苦手で、何を言いたいのかが不明瞭になりがちなため、ついつい長話になってしまう傾向があることを指摘しているよ。これは、聞き手にとっては理解が難しく、聞き疲れてしまうことが多いね。
たとえば、会議やプレゼンテーションで話が下手な人が発表すると、本来伝えたい核心部分がぼやけてしまい、聞き手が本質を理解しにくくなることがある。このことわざを使うときは、効果的にコミュニケーションを取るためには、話す内容を整理し、要点を明確にすることの重要性を思い出させてくれるんだ。
「下手の長談義」の使い方
「下手の長談義」の例文
- 彼の説教は下手の長談義で有名だから、呼び出されたらなかなか帰って来れないよ。
- 下手の長談義と言われてしまうから、誰かに何かを伝えるときは端的に分かりやすく話す様に心がけた方が良いと思います。
- 下手の長談義といって話を聞くのを止めないで頂きたい。これから話す内容は最初から最後まで無駄のない内容なので、しっかり聞いて欲しい。
- 誰もが彼の話を下手の長談義と、聞いていなかったが、私はすごく興味を持って聞く事が出来た。
話が下手なのに長く話すと、聞き手にとっては退屈であることが多いから、そういう状況を揶揄している言葉なんだよ。