「一行失すれば百行共に傾く」の意味(類義語)
【ことわざ】
一行失すれば百行共に傾く
【読み方】
いっこうしっすればひゃっこうともにかたむく
【意味】
一つの悪い行いのために、それまでの多くの良い行いが全て正しくないと思われだめになってしまうこと。
「一行失すれば百行共に傾く」ということわざは、一つの失敗や過ちがあると、それが今までの多くの善行を無駄にしてしまうという意味を持つんだよ。
ほんまにそうやな。それはつまり、「一つの失敗やミスで、今までの良い行いが全部水の泡になる」ってことやな。
一つの失敗が全てを台無しにしてしまう、つまり、行いは一つ一つが大切やってことを教えてくれる言葉やな。
【類義語】
・一善を廃すれば朱衆善衰う
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「一行失すれば百行共に傾く」の解説
カンタン!解説
「一行失すれば百行共に傾く」っていうことわざは、ちょっとした失敗やミスがあると、それまで頑張ってきたことが全て無駄になってしまうという意味なんだよ。
たとえば、テストでずっと100点を取っていたけど、一度だけ60点を取ってしまったとき、それが先生や親に知られてしまうと、「あの子はいつも100点を取ってるけど、たまにはミスもするんだね」って思われてしまうことを指すんだよ。
このことわざは、たとえどれだけ良いことをやってきたとしても、一つの失敗やミスでその評価が下がってしまう可能性があるということを教えてくれているんだ。だから、全ての行動や行いは大切で、一つ一つに気を付けることの大切さを教えてくれているんだよ。
「一行失すれば百行共に傾く」の使い方
芸能人が昔犯した罪のせいで叩かれているね。
一行失すれば百行共に傾くというやつね。罪は一生つきまとうものよね。
若気の至りじゃすまされないんだね。
犯罪をするってことは、一生を棒に振ることになるかもしれないことを覚悟しないといけないわね。
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「一行失すれば百行共に傾く」の例文
- 一事を以て万端を知るというから、悪いことをすれば一行失すれば百行共に傾く。
- 白い絵具に黒い絵具を一滴でも足らすとグレーになってしまうように、一行失すれば百行共に傾く。
- 一行失すれば百行共に傾くというのはさすがに厳しいとおもうが、世間の目というのはそういう物だ。
- 一行失すれば百行共に傾くというからもう信用してもらえないだろう。
- 賞味期限偽装で消費者の信頼を失い、一行失すれば百行共に傾くとなったので社名を変えて一からやり直す。