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【一悪を以て其の善を忘れず】の意味と使い方や例文

一悪を以て其の善を忘れず

【ことわざ】
一悪を以て其の善を忘れず

「忘れず」は、「捨てず」ともいう。
「一悪を以て衆善しゅうぜんを忘れず」ともいう。
【読み方】
いちあくをもってそのぜんをわすれず

【意味】
少しの欠点や悪行を問題にして、その人の長所や善行を忘れてはいけない。

人の上に立つ者の人材活用の心得をいったもの。
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「一悪を以て其の善を忘れず」の使い方

健太
レ・ミゼラブルを読んだんだ。
ともこ
どうだった?
健太
一悪を以て其の善を忘れずだよってジャン・パルジャンの罪を問い続ける人たちに言いたかった。
ともこ
誰よりも善行を積んだのに過去の過ちのせいでそれを認められなかったもんね。

「一悪を以て其の善を忘れず」の例文

  1. 罪を犯した者の再犯率が高いのは、一悪を以てその善を忘れる世間の姿勢が悪いのかもしれない。一悪を以て其の善を忘れずと考えれば更生しやすくなる可能性はある。
  2. 一悪を以て其の善を忘れず部下のことを広く温かい目で見ることができる上司こそ理想だ。
  3. 発達障害だからこの社員には任せられないと切り捨てるのではなく、一悪を以て其の善を忘れずの考えで、障害があるからこそその人にしかできないことを見つけ出すのも上司の仕事だ。
  4. 不正を責めることは簡単だ。しかし一悪を以て其の善を忘れず、良い所を認め広い心で受け止めることができてこそ真の上司と言える。
  5. 誰しも完ぺきではないので悪いことをしたり欠点があったりする。上司は一悪を以て其の善を忘れずで、その社員の良いところ探しをしてあげるべきだ。

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