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「稲は実るにつけて俯き、侍は出世につけて仰向く」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
稲は実るにつけて俯き、侍は出世につけて仰向く
【読み方】
いねはみのるにつけてうつむき、さむらいはしゅっせにつけてあおむく
【意味】
人間は出世するほど頭が低く謙虚であることが望ましいということ。
稲は実をつけるほど重くなって頭を下げるけど、侍は出世するほど胸を張って高ぶるってわけや。これは、成功や出世が人の態度をどう変えるかを教えてくれてるんやな。
【語源・由来】
稲は実るほど穂を垂れて、侍は出世するほど威張り反り返る意から。
【類義語】
・実る稲田は頭垂る
・実るほど頭の下がる稲穂かな
・人間は実が入れば仰向く、菩薩は実が入れば俯く
「稲は実るにつけて俯き、侍は出世につけて仰向く」の解説
「稲は実るにつけて俯き、侍は出世につけて仰向く」っていうことわざはね、物事が上手く行った時に、どういう態度を示すかを説明しているんだよ。
まず、「稲は実るにつけて俯き」っていう部分は、稲がたくさんの米を実らせると、その重みで穂が下に向くよね。これは、成功したり、物事がうまく行ったりしたときに、謙虚であるべきだと教えてくれているんだ。
一方、「侍は出世につけて仰向く」の部分は、侍が出世すると、より高態度をとることが多いっていう意味だよ。つまり、成功した時に人は自分を高く見せがちで、傲慢になりがちだっていうことを示しているんだ。
このことわざは、成功したときにどんな態度をとるべきか、またはどんな態度をとるべきではないかを教えてくれているんだね。だから、「稲は実るにつけて俯き、侍は出世につけて仰向く」っていうのは、成功したときにも謙虚さを忘れず、高慢にならないようにする、っていう教訓を伝えているんだよ。
「稲は実るにつけて俯き、侍は出世につけて仰向く」の使い方
「稲は実るにつけて俯き、侍は出世につけて仰向く」の例文
- 日本では欧米と異なり昔から謙虚さが尊ばれ、稲は実るにつけて俯き、侍は出世につけて仰向くという。
- 上司は稲は実るにつけて俯き、侍は出世につけて仰向く理想像に近い人だ。
- 稲は実るにつけて俯き、侍は出世につけて仰向くの姿勢を大事にしてもっと上を目指す。
- 部下に嫌われては出世できない。稲は実るにつけて俯き、侍は出世につけて仰向くを心がける。
- 稲は実るにつけて俯き、侍は出世につけて仰向くというが謙虚さがないと干される。