「命は鴻毛より軽し」の意味(出典・類義語)
【ことわざ】
命は鴻毛より軽し
「死は鴻毛より軽し」ともいう。
【読み方】いのちはこうもうよりかるし
「軽し」は「かろし」とも読む。
【意味】正義のためならば、何より大切な命を捨てても惜しくはない。
「命は鴻毛より軽し」ということわざは、命を非常に軽いものとして捉え、それを捨てることは一切惜しくないということを表しているんだ。
なるほどな。つまり、「命は鴻毛よりも軽い」ってことやな。鴻毛はめちゃくちゃ軽い羽毛やけど、それに比べて命の重みはほんまに軽いもんなんや。
だから、命を捨てることは一切惜しくないってことやな。これは、命を大切にすることがどれだけ大事かを教えてくれてるんやな。
【出典】
司馬遷「報任少卿書」から。「鴻毛」は、おおとりの羽毛で、きわめて軽いもののたとえ。
【類義語】
・命は軽く義は重し
・命は義によりて軽し
・死を鴻毛の軽きに比す
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「命は鴻毛より軽し」の解説
カンタン!解説
「命は鴻毛より軽し」は、司馬遷の「報任少卿書」からの言葉なんだよ。「鴻毛」とは、大きな鳥の羽毛で、非常に軽いものを指す例えなんだ。この言葉は、命を捧げることが少しも惜しむべきではないという意味を持っているんだよ。
たとえば、自分の信念や正義のために、命を捧げる覚悟を持つことがあるんだけど、自分自身の命がどれほど貴重であっても、それよりも大切な価値や理想を守るためには、命を捨てることも辞さない覚悟が必要なんだ。
このことわざは、命の軽さを象徴的に表しているんだ。命は鴻毛よりも軽い存在であり、それを惜しむことなく大切な目的のために尽くすことが求められるという教えを含んでいるよ。
「命は鴻毛より軽し」の使い方
線路に落ちた人を救おうとした人が犠牲になったんだって。
命は鴻毛より軽しというけど悲しい話ね。
ホームドアの設置が望まれるね。
鉄道会社の負担が大きくなるから、政府が何とかしてほしいわね。
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「命は鴻毛より軽し」の例文
- 命は鴻毛より軽しと、人質をかばって警官が怪我をした。
- 命は鴻毛より軽しというが、正義のために命を失って家族が悲しめば、それは正義ではない。
- 第二次世界大戦では命は鴻毛より軽しと考え、多くの若者の命が失われた。
- 正義の味方は命は鴻毛より軽しと、常に異世界から来る怪獣と戦っている。
- 武家では命は鴻毛より軽しとされていて、人の命が非常に軽んじられていた時代でもあった。