「色は思案の外」の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【ことわざ】
色は思案の外
【読み方】
いろはしあんのほか
【意味】
恋愛というものは人の理性を失わせることがあるというたとえ。
常識では予測や判断ができないことが多いということ。
思い通りに事が運ぶのは難しい、ということやな。これは、恋愛に対してあまりにも計画的にならず、自然な流れを大事にするっていう教訓が含まれてるわけやな。
【語源・由来】
恋とは油断のならないものであるということから。
【類義語】
・恋は思案の外(こいはしあんのほか)
・色は心の外(いろはこころのほか)
・恋は曲者(こいはくせもの)
・恋の闇(こいのやみ)
・恋の山には孔子の倒れ(こいのやまにはくじのたおれ)
【英語訳】
There is no accounting for affections.
「色は思案の外」の解説
「色は思案の外」っていうことわざは、恋愛のことは思い通りにいかない、予想外のことが起こるものだっていう意味だよ。
例えばね、ある人が好きだと思っても、その人が自分のことを好きかどうかは分からないよね。また、思っても見なかった人から突然告白されることもあるかもしれない。これは全部、恋愛が予想できない、思い通りにいかないものだから起こることなんだ。
だから、「色は思案の外」っていうことわざは、恋愛は自分の思い通りにはいかない、予想外のことが起こるものだと教えてくれているんだよ。でもそれが恋愛の面白さでもあるよね。
「色は思案の外」の使い方
「色は思案の外」の例文
- 色は思案の外というけれど、あの二人が駆け落ちするなんて驚いたね。
- おばあちゃんが自分の息子より若い人と再婚するなんて、色は思案の外というものかしら。
- 浮気がバレてあんな騒ぎになってしまうなんて、色は思案の外ということだね。
- 祖父に恋人が出来たと紹介されたのは、私の友人だった。色は思案の外とはこのことをいうのか。
- 彼女にはもう新しい恋人がいるけれど、彼はまだ別れていないと思ってプロポーズしたらしい。色は思案の外というからわからないものだね。
「そんなに好きならば一緒になればいいじゃないか。色は思案の外というだろう。」と使うのは誤り。
まとめ
恋愛をすると、理性を失ってしまうことがあるのではないでしょうか。
色は思案の外といいますが、相手を傷つけてしまうようなことはしないように、気をつけなくてはなりませんね。