「医者が取るか坊主が取るか」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
医者が取るか坊主が取るか
【読み方】
いしゃがとるかぼうずがとるか
【意味】
危篤に陥っている重病人のこと。
「医者が取るか坊主が取るか」という表現は、とても重い病気で生死の境にいる人のことを指しているんだ。
なるほどな。つまり、「重病人は、生きてると医者に金を取られ、死んだら僧侶に金を取られる」ってことやな。
また、金銭にこだわる人への皮肉も込めてるんやな。どんだけ金を溜め込んでも、あの世に持っていけないんやから、もっと大切なことに目を向けるべきやなって教えてくれてるわけやな。
【語源・由来】
生きて医者の世話になるか、死んで坊さんの世話になるかどちらともつかない意から。
また「取る」を「金を取る」と解し、人の病気や死には金がかかることをいう場合もある。
【類義語】
・医者が取らなければ坊主が取る
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「医者が取るか坊主が取るか」の解説
カンタン!解説
「医者が取るか坊主が取るか」っていう言葉はね、すごく重い病気で、生きるか死ぬかギリギリのところにいる人のことを指すんだよ。
もしその人が生きていれば、医者がお金をもらうよね。なぜなら、医者はその人を治すために治療をするからだよ。でも、もしもその人が亡くなってしまったら、お坊さんがお金をもらう。それは、お坊さんがお経をあげるためだよ。
また、この言葉は「お金を大事にしすぎる人」を皮肉っていることもあるんだ。「どんなにお金をたくさん持っていても、結局は死んだらお金は持っていけないよ」という意味だね。だから、「医者が取るか坊主が取るか」っていうのは、「生きていても死んでも、最後にはお金は自分のものにはならないよ」と教えてくれる言葉なんだよ。
「医者が取るか坊主が取るか」の使い方
健太くんのお兄さんの病状はどんな感じ?
医者が取るか坊主が取るかという感じだね。
それは心配ね。
医師から、一応覚悟はしておいてくださいって言われたんだ。
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「医者が取るか坊主が取るか」の例文
- 薬の効果が出ず、医者が取るか坊主が取るかの状態です。
- 無理がたたり、医者が取るか坊主が取るかで言葉を交わすこともできません。
- 昨晩から集中治療室に入り、医者が取るか坊主が取るかという感じです。
- 医者が取るか坊主が取るかの危篤状態でしたが、家族の呼びかけが届いたのか奇跡的に回復しました。
- 医者が取るか坊主が取るかで、今晩が峠だと告げられた。